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インソールのパッドって本当に効果あるの??

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こんにちは  理学療法士の石田ゆうやです。

パッド貼るだけなのに、

実際何が変わるの?

そんな風に思うことはありませんか?

フォームソティックス・メディカルのカスタムパーツや、

入谷式足底板のパッドなど、

ちょっとしたシートを貼るだけで動きが変化するというのは、

インソールの扱いに慣れている人であればそう思うでしょう。

しかし、慣れてない人にとっては、

小さな刺激だけでそんなに変化が出るのか?

と疑問に思います。

私も最初はそうでした。

1mmのパッドや0.4mmのテープを貼るだけで動きに変化が出るなんて思えなかったです。

(今ではそれを多用している身です…)

なので今回は、パッドがどのような影響を与えるかということをお伝えしたいと思います。

小さなパッドやパーツ1つの選択でも人の体は大きく変化するということを知っていただけると、

あなたの治療戦略がもっと広がると思います。

目次

パッドの原理原則

パッドの効果の原則

もちろん論文なんかないので、臨床軽減上の話です。

高ければ良いものではないです。

0.4mmのキネシオテープでも動きの変化が出るくらい。

使ってみないとわからないことだらけです。

基本的にはパッドは0.5-1.0mmのものを使用します。

実際に動きを見てみよう

やはり現象を見るのが一番早いですね。

パッドを貼っていない動きとパッドを貼った動きでどのように違いがあるのか?

動画から確認してみましょう。

これは特にインソールを入れていない通常の動きです。

左の立脚期だけ見ていただければと思いますが、

立脚前期から中期にかけての臀部がクニャっと偏位するのがわかります。

また、腹部全体を見ていると、左右に大きく触れるのがわかります。

この原因に関しては色々あるのですが、

実際にパッドを貼ってみたら変化はあるのか?

今度はこちらの動画をみてみましょう。

先程のクニャッとする臀部の偏位が減りましたし、腹部の左右の動揺が落ち着きましたよね?

もし見ていて変化が全く分からなかったら、何度も見てください。

歩行観察は小さな動きの変化を追うものなので、練習が必要です。

この動きの変化は、徒手療法や運動療法を全く行ってない状態で出ている変化です。

もちろんもう少し細かく評価して必要なパッドを入れることでもっと変化が出るでしょう。

貼ったのはたった1mmのポロンシート2枚です。

適切に使うことで動きの変化を促すことができます。

(もちろんこの動きも何度も貼って外してを繰り返してどこに貼るのが良いのかを探りながらやっております。)

今回パッドの細かい評価は難しすぎるので省きますが、

正しく使えば1mmの薄いパッドでも人の動きは変化するということをお伝えしたかったのです。

仮説検証が超重要

パッドを貼るだけで動きに変化が出るということは、

動画からもお分かりいただけたでしょう。

ですが、こういった変化のエビデンスはまだ不完全です。

“どこに1mmのパッドを貼ったら必ずこうなる”

とは限らないのです。

ある程度どこに何を貼ったらこう動くだろうという見立てはデータとしてありますが、

確実に反応が出るわけではないです。

高さや貼る場所や、動きの再評価も繰り返しながら、

仮説検証を繰り返してパッドを貼っていきます。

1回で確実な結果が出ることは全然ないです。

何度も何度も繰り返して一番良いポイントを決めていきます。

そのためには、

障害の本質、姿勢や歩行の分析、メカニカルストレスの要因の推察など、

かなり高度なことを要求されることは間違いありません。

ですが、仮説検証と勉強を繰り返していくことで、徐々にその能力が上がっていきます。

私も毎日勉強です。

是非毎日の臨床で少しずつ試していってください。

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