こんにちは 理学療法士の石田ゆうやです。
今回もやっていきます。
関節モーメントクイズ
今回は足部でいきます。
もしまだ前回前々回の記事を読まれてないなら先に読んじゃいましょう。
このモーメントクイズを通して
この動きやモーメントから負荷のかかる筋肉が少しわかるようになること
その筋肉と歩行の関連性がわかることで動作の予測ができるようになること
この2つの力が高まります。
あなたが歩行を観ていて
治療アプローチに活かせない・・・
現象としてみることしかできない・・・
こんな風にお困りであれば、
このクイズに挑戦することで
歩行からどこに負担がかかったり症状に繋がるのかを把握しやすくなります。
股関節から足関節まで全て終わったときには
あなたは歩行分析が嫌いではなくなります。
では、やっていきましょう!
この姿勢から、どこに負担がかかっているでしょうか?
![足関節のモーメントについての説明画像](https://podiatry.tokyo/wp-content/uploads/2023/03/歩行の診かた・インソール療法セミナー.001-2-1024x576.jpeg)
原理原則はこれまでと同様です。
もし分からなかった読み返してみてくださいね。
答えはこちらになります。
今回は足部ですね。
今回は床反力曲線は足関節の後方を通っているので
足関節の上にある骨である脛骨は前方に移動します。
それにより、足関節底屈というモーメントが起こりますね。
もしかしたらこの脛骨の移動と足関節底屈がわかりにくいかもしれないですね・・・
![足関節のモーメントについての説明画像](https://podiatry.tokyo/wp-content/uploads/2023/03/モーメント図足.001-1024x576.jpeg)
足関節に関しては私もよくパニックになるので、この図と文字を暗記しちゃったほうが早いかもしれないです。
足関節底屈方向にモーメントがかかっているということは
そのブレーキのために足関節背屈の筋肉が働きますね。
結果として負荷がかかりやすいのは
前脛骨筋、長母趾伸筋などの足関節背屈筋
になります。
![足関節のモーメントについての説明画像](https://podiatry.tokyo/wp-content/uploads/2023/03/歩行の診かた・インソール療法セミナー.003-1-1024x576.jpeg)
わかりましたでしょうか?
足関節になるとそもそも関節運動がちょっとイメージしづらくなるの難しいと感じる人も多いです。
私ももっとわかりやすい表現を模索していきます。
これでまずは股関節、膝関節、足関節の関節モーメントを一つずうクリアしました。
もちろんまだまだありますので、次回以降もチャレンジしてみてください。
これに慣れてしまえば
歩行分析は訳わかんなくて考えたくない
バイオメカニクスとか難しいし応用できない
ということが少しでも解消されて
歩行分析がほんの少し楽しくなると思います。