こんにちは!理学療法士の石田ゆうやです。
あなたはインソールを入れるとき、前後評価はなにをしていますか?
ウインドラステスト
パワーテスト
ニーベンドテスト
いろいろありますよね。
上記はいわゆる stability movementの評価というその場でのバランスや安定性を中心とする評価です。
特にフォームソティックス・メディカルは形態学的な評価から安定性や足部機能向上を促すことが強みのインソールなので、非常に重要ですね。
しかし、いらっしゃる患者さんやクライアントの中には「歩いていると痛い」と訴える人も多いのではないでしょうか?
歩きというのはいわゆるLocomotor movementの評価も重要になります。
この2つの用語は憶えておくとアセスメントの棲み分けを作りやすいので便利です!
stability movement:平衡系の動作
Locomotor movement:移動系の動作
そしてセミナーでもよく質問されるのが
歩きやすくはなるんだけど、俯瞰的にどうみたら良いかわからない・・・
フォームソティックス・メディカルを入れることで 歩きやすくなる、痛みがなくなる というのはもちろん素晴らしい効果なのですが、我々セラピストはそれだけではいけないですよね?
どういった変化がでて痛みの変化や歩行の変化が起きたのかというのを少しでも見れるようになることで、フォームソティックス・メディカルをはじめ、インソールというものをより活かしやすくなると思います。
まずは骨盤の偏位をチェックしましょう!
歩行分析と聞くとどうしてもいろいろチェックしなければいけないですし、難しく考えてしまいがちです。(確かに難しいのですが・・・)
ただ、まずは大きな部分を1点おさえて確認するだけでも、動作分析の怖さはだいぶ減ります。
良い動作というのは
重心移動がスムーズで、体幹アライメントの偏位が少なく姿勢筋緊張が適正であること
これをいかに作り出すかが大事ですね。
今回はフォームソティックス・メディカルを入れることでどんな変化があるのかを簡単にお見せします。
まずはこちらの歩行をみてください。
特に痛みや疾患はありません。 インソールは特に入れてないです。
こちらはフォームソティックス・メディカルを入れた歩行です。
さて、どこが変化したかはわかりますでしょうか?
ちなみに、歩いている本人は特に痛みはないですが、
フォームソティックス・メディカルを入れたことで
「歩きやすい」「特に右が楽です」
という感想でした。
難しいですよね・・・
今回は立脚前半層(ローディングレスポンス〜ミッドスタンス)あたりの骨盤の動きだけみてください!
ではもう一度。
こちらがフォームソティックス・メディカルを入れていない歩行です。
右の立脚期の骨盤に注目! 外側側にクニャッと動いているのがわかりますでしょうか?
(一度ではわからないと思うので何度も観てください。)
次がフォームソティックス・メディカルを入れた歩行になります。
入れる前と比べると
右の立脚期の骨盤の偏位が減っているのがわかりますでしょうか?
偏位が減ることで前方への動きはよりスムーズになるので、本人は「歩きやすい」「早く進む」と感じることができます。
こうやって一つでも変化を追うことで、「なぜ歩きやすくなったのか」「なぜ推進力が増したのか」を動作から説明することができます。
もちろん左の骨盤の動きも変化があるのですが、まずは右を観てからでも良いと思います。
(余裕のある先生は是非骨盤の変化も探してみてください。)
繰り返しですが
良い歩行は
重心移動がスムーズで、体幹アライメントの偏位が少なく姿勢筋緊張が適正であること
です。
まずはこの骨盤の偏位のチェックをたくさんやってみてください! 症状のある方の歩行には必ず骨盤に偏位が生じます。
自分の目をトレーニングしていきましょう。
この目が養われることで、よりインソールの変化もわかりやすくなり、
より積極的にインソールを活用できるようになります。
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