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股関節伸展制限改善のための徒手療法アプローチ

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「歩行で股関節伸展は大事だけど、いまいち伸展の可動域が出せない」
「運動療法の前に徒手療法でちゃんと可動域を出したい」
「ストレッチだけではなかなか動きが出ない」

歩行において股関節伸展がとても重要なファクターの1つであることは
このメルマガを読んでいるあなたもなんとなく理解していると思いますが
実際にどうやって股関節伸展の可動域を出せばいいかで迷っていて、結構質問もいただくことが増えてきました。

確かに
運動療法などで動きのコントロールについてはこれまでも述べてきましたが
そもそも可動域に制限があるなら、まずはそこから改善させる必要がありますよね!

そのためには徒手療法も必要になってくるので
今回は私が臨床の現場やアスリートのコンディショニングでも活用している
徒手療法アプローチの1つをお伝えしていきます。

大前提として
「これをやれば確実に可動域が変わる!」なんて魔法みたいなものはありません!

評価した上で必要だと判断した時に活用する方法です。
(当たり前ですよね)

徒手療法で悩むところは
やはりどこを触れなければならないのか
というところ

今回の内容はしっかりどこを触れなければならないのかもお伝えしているので
ある程度再現性のあるアプローチになります。
(もちろん、筋肉や骨の触診がある程度できていることは必要ですよ!)

明日からの臨床現場でも活用できる内容になりますので
・徒手療法が苦手な方
・股関節伸展の可動域がストレッチではなかなか改善させられない方

そんな方にはお役に立てる内容かなと思いますので
ぜひ最後までチェックしてみてください!

目次

なんで股関節伸展? なんで大殿筋?

今回なんで股関節伸展であったり、大殿筋に着目したのか?

理由はシンプルで
①歩行において股関節伸展が非常に大事な要素だから
②ライフスタイル的に大殿筋の機能不全が起こりやすいから

いつも歩行でお伝えしているのが
矢状面上の動きに制限がある場合に横ブレとして前額面に代償動作が出てくるということ
前方への動作である歩行において、足関節背屈と同じく股関節伸展の可動性というのはとても重要です。

可動域制限があると
骨盤が側方偏位したり代償が必ず出て過剰ななメカニカルストレスがかかることで
下肢疾患に繋がってしまいます。
(下肢疾患の患者さんをみる際は、患部に次いで優先的にチェックしているのが股関節伸展です)

そしてなぜ大殿筋が大事かというと
私たちは仕事や勉強も含めて日常的に座っていることが多いです。
(もちろん普段から歩き回っている人もいますが、多くは座ってのデスクワーク)

長時間座っている状態というのは
臀部や大腿後面に常に座面の圧がかかり続けています。
それにより筋肉への圧が血流不良を引き起こし柔軟性低下に繋がります。

大殿筋や周囲の柔軟性が低下すれば、
股関節伸展の可動域も収縮も低下するため、歩行に大きく影響してしまいます。

インソールで足部からコントロールしても
柔軟性や滑走不良に関しては十分にカバーしきれないので
インソールによる足部からのサポートを最大限に活かすためにも、
股関節周りの柔軟性、滑走性は徒手的にもアプローチしておくと良いでしょう。

今回はそんな目的で普段私が臨床現場やスポーツ現場でも活用しているアプローチの一つを紹介したいと思います。

動画はこちら

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