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整形外科クリニックでのフォームソティックス・メディカルの活用方法

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こんにちは!理学療法士の石田ゆうやです。

整形外科クリニックでも積極的にインソールを導入していきたいが、

治療時間の短い整形外科クリニックでフォームソティックス・メディカルをはじめとしたインソールをどうやって活用しけば良いかイメージができない・・・

そんな話をよく聞きます。

そもそも整形外科クリニックでフォームソティックス・メディカルを活かすことはできるのか?

もちろんできます!

整形外科でのフォームソティックス・メディカルについての説明画像

理学療法士の先生からこんな質問をいただきました。

[box type=”shadow” align=”” class=”” width=””][author title=”理学療法士の方から質問” image=”https://podiatry.tokyo/wp-content/uploads/2023/02/rigaku.png”]フォームソティックス・メディカルをどのように整形外科で取り扱っていますか?? 少ない治療時間の中でどのように工夫して処方をされているのか気になります![/author][/box]

私が8年間勤めていた整形外科クリニックでは、

自費診療などをしているわけではなかったですし、

治療時間に関しても1人1単位(20分)という限られた時間でした。

この記事を読まれている先生が勤められているクリニックと特別変わりはないはず。

今回は、そんな整形外科クリニックの中で私がどのようにフォームソティックス・メディカルを中心にインソール処方しているかを簡単にご説明しますね。

1回目 インソールの話は全くしない

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私は基本的に最初の評価の段階ではインソールの話は一切していません。

病態の評価、動作評価、治療方針の決定

このあたりを重点的に行うので、インソールの話が出てくるのは、早くても2回目か3回目以降です。

インソールというのはあくまでも治療の一手段であるため、例え歩行に関連する疾患でも、方向性などがわからない状態ではまだ出しません。

2回目 パッドとテープで誘導

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2回目で歩行の誘導などが決まってくれば、

入谷式足底板のパッドやテーピングなどを利用して動きの誘導をします。

そこで動作の変化や痛みの変化などを確認します。

もちろんその場で動きの変化や症状の変化も追いますが、患者さんには

「そのパッドとテープは家に帰るまで着けといてください。次回来る時に家まで帰る時に痛みの変化があれば教えて下さい」

と伝えています。

3回目 インソールの話をする(まだ入れない)

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パッドとテーピングにより動きに維持ができそうであれば、

3回目にパッドやテーピングの効果を維持するためにインソールの話をします。

すでにパッドやテープもはっているので効果も実感できている状態ですが、

どの動きを抑えてどのように動かすと楽なのかをしっかり説明して、仮説検証作業で方向性が決まったらインソールを入れます。

もしここで実感ができていなかったり、痛みが変わっていない場合は無理にインソールは入れません。

インソールについての説明はフォームソティックス・メディカルも入谷式足底板も同じで、どういうものなのかを必ず説明しています。

大事にしているのは、そのインソールの良いところを説明するというよりも、なぜあなたにこのインソール必要なのかを1回目、2回目で行った評価から説明することで患者さんも“なぜ処方するのか”をしっかり理解することができます。

4回目以降 熱成形・インソールお渡し

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私の場合は、急いで渡さず4回目以降に実際にお渡しします。 (地域柄もありますが、急に15000円と言われてびっくりする患者さんも多かったので)

3回目の時点もパッドとテープで誘導して最終的な貼付する位置や高さを決定させて、4回目に来院した際にインソールをお渡しします。
熱成形もこのタイミングで行います。

すでにパッドやテープで調整を繰り返しているので、履いた時の感覚は概ね良い状態です。
インソールを入れるまでの間に徒手療法、運動療法ももちろん行っているので、よりインソールの効果を出しやすいコンディションにもなっています。

整形外科でのフォームソティックス・メディカルについての説明画像

だいたい患者さんの来院は1週間に1,2回。

私の場合は1人の患者様のインソールを作ってお渡しするのに約2週かかります。

おそらく1人の患者さんの治療にもう少し長く時間をかけられる先生は私よりは早く作れると思います。

できるだけ早くお渡ししてあげたいのですが、評価がちゃんとできていないものをお渡しすることはできないので、整形外科クリニックで20分の治療時間でインソールを提供する場合は、これくらい時間をかけてもいいのかなと思っています。

この方法でクレームがきたことは一度もありません。

この方法でインソールを取り入れるメリット

・仮説検証を何度も繰り返しているので、作成したときの違和感が少ない

・パッドやテープでの誘導で患者さんが動きの変化を感じてくれるため、インソールに移行しやすい

・患者さんと一緒に一番良い動きを探していける(互いに納得いく形で作ることができる)

・パッドなどで微調整もしやすい

実際に私は整形外科クリニックで上記のような形でインソール制作をしております。

特別なことはしていないです。

とにかく仮説検証して自分も患者さんも納得する形で作ることだけは大事にしています。

整形外科クリニックでフォームソティックス・メディカルをどのように展開していったら良いかわからない先生!

是非私がやっている方法も参考にしてフォームソティックス・メディカルを提供してあげてください。

目次

フォームソティックス・メディカルの取扱について

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