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足の背屈可動域、ちゃんと見れてます?

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こんにちは  理学療法士の石田ゆうやです。

なんか歩行の横ブレが多いなぁ

インソール入れたのにまだ痛みが取れないなぁ

実はそれは足関節の可動域に問題があるかも知れません。

患者さんの痛みの改善をするには、

負荷がかかるような動きをなくしてあげることが大事であるということは、

あなたもよくわかっていることだと思います。

その動きの改善に大きく役立っているものとしてインソールというものがあります。

自身では意識的にコントロールを持続することができない歩行というのは、

インソールなどの環境でいい動きに促してあげることがとても有効になります。

しかし、それでも動きにブレがあったり、痛みがとれないなんて経験はありませんか?

私はインソールを積極的に取り入れていた時期に、このようなことが何度もありました。

それは私が歩行において最も大事な要素の改善を忘れてしまっていたためです。

今回は、歩行において最も大事な要素の1つをお伝えします。

私自身が忘れかけていたことでもあるので、

反面教師としても役に立つ内容になると思いますので、最後まで読んでください。

目次

歩行は主に矢状面での動き

当たり前と言われてしまうかも知れませんが、

歩行というのは、前方に進む動きなので、

基本的には各関節の動きは矢状面における動作が多く占めています。

屈曲、伸展、底屈、背屈

これらの動きが最も重要になるのが歩行です。

もちろん回旋や外転などの前額面、水平面の動きが無いわけではありません。

3軸の動きがあって人間はスムーズな動きができるのも事実です。

ただ、前に進むからには矢状面の動きは必要不可欠な動作になります。

もしその矢状面の可動域に制限があったらどうでしょうか?

スムーズな歩行は難しいですよね?

そんな矢状面の動きの中で最も重要なのが「足関節背屈」です

足関節背屈の動きがとても重要

歩行において足関節の動きがとても重要なのはよくご存知でしょう。

後足部の回内なども重要な要素になりますが、まっすぐ推進するには背屈の動きが必要不可欠です。

足関節背屈に制限があるとどんな影響があるかというと

◉立脚初期のタイミングで背屈制限の代償が起きまっすぐ接地できない

◉中期に向けての背屈の方向のスムーズな動きがとれない

◉中期から後期に蹴り出しで背屈ができず外転などの代償が起こる

現場レベルの話ではありますが、背屈制限があると立脚全てに影響が出ます。

(歩行において足関節背屈は10°以上必要であることは文献レベルでも載っていますね)

背屈制限があることで、

前に進めない分、外転や外反の動きで代償をします。

これはアーチがつぶれているから起きている減少ではなく、

背屈制限があるからこのような動きになっているのです。

「アーチがつぶれているからインソールで補正してあげればスムーズに前に推進するだろう」

と見立てを立ててアプローチをするケースはよくありますが、

背屈の可動域制限が改善されていなければ、代償もできないので余計動きが取れなくなります。

アライメント修正する前に、必ず可動域のチェックは必要ですね。

もちろんアライメント修正することで

距骨の動きが良くなり背屈制限が改善するというケースもよく見られますが、

可動域を徒手的に改善させてからインソールなどでアライメント修正して上げたほうが圧倒的に早いです。

背屈制限の原因としては

◉距骨の後方滑りの制限

◉脛腓間のアライメント不良

◉腓腹筋、ヒラメ筋、後脛骨筋、母趾屈筋群の柔軟性低下

◉kagers fat padの滑走不良

などがありますね。

インソール入れるだけではなかなか改善は難しいので、

これらは個別に介入していく必要があります。

背屈可動域がしっかり確保できた状態で、インソールによるアライメント修正ができれば

歩行時の代償動作やブレや崩れもかなり抑えることが可能です。

私も背屈可動域を最優先で改善させてからは治療全体が良くなりました。

「いやいや、背屈可動域を出すなんて当たり前だろ」という声も聞こえてきますが、

そんな方は是非反面教師としてみていただければと思います。

もし、歩行時の足部の動きがいまいち良くならなかったり、痛みが残る患者さんがいましたら、

改めて足関節背屈の可動域、チェックをしてみてください。

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