こんにちは 理学療法士の石田ゆうやです。
フォームソティックス・メディカルのカスタムパーツの1つである
3Dアーチパッド
![フォームソティックス・メディカル 3Dアーチパッド](https://podiatry.tokyo/wp-content/uploads/2023/06/Longitudinal-Arch-1024x1024.jpg)
もちろん中級認定セミナーで使い方は学んだけど、
実際現場レベルでどんな時に活用するのが良いのか?
なんのために存在するのか?
もう少し知りたくないですか?
この3Dアーチパッドは、以前に出した記事の3Dリアフットウェッジと同じく、
フォームソティックス・メディカルのカスタムパーツを扱うための「JPA中級認定セミナー」
こちらを受講をしないと取り扱うことができません。
中級認定セミナーでもみっちりカスタムパーツについては学ぶのですが、
より現場レベルでカスタムパーツを活かしていきたいという人にとって
とても役に立つ内容になりますので、最後までお読みください。
まだカスタムパーツについて知らない
まだフォームソティックス・メディカル扱ったばかり
という人にとっても、
このフォームソティックス・メディカルの可能性を知る機会になるはずです。
気になったら是非中級認定セミナーもチェックしてみてくださいね。
3Dアーチパッドとは?
この3Dアーチパッドですが、
内側縦アーチとなる土踏まずの形成をサポートしてくれるパッドで、
足根骨、中足骨のサポートがメインになります。
足根骨、中足骨のサポートのため、歩行でいえば立脚中期に影響を及ぼします。
間違ってはいけないのが
後足部の過回内を改善させるために3Dアーチパッドが存在するわけではありません。
後足部の過回内は“後足部”で起きていることなので、立脚初期に影響を及ぼします。
(もちろん立脚初期の影響が中期以降に関わることはめちゃくちゃあることですが)
ですが、3Dアーチパッドは後足部への影響はあまり持たないので、
後足部の過回内を抑えたい場合は3Dリアフットウェッジを使いましょう!
![フォームソティックス・メディカル 3Dアーチパッド](https://podiatry.tokyo/wp-content/uploads/2023/06/Rearfoot-Wedge-2-1024x1024.jpg)
3Dアーチパッドは足根骨と中足骨レベルの崩れを抑えるもの。
立脚中期や片脚立位、ニーベンドテストなどが評価ポイントとして大事になります。
まずはそこをしっかりおさえておきましょう!
片脚立位やニーベンドテストが不安定なら必要の可能性あり
もともとフォームソティックス・メディカルで足部アライメントは整うと言えど、
不十分なケースもあります。
その中で、片脚立位やニーベンドテストを実施して、
knee-inや骨盤の偏位、膝の不安定性などがあれば、
立脚中期で横ブレが起こりやすいです。
先にチェックすべきはもちろん後足部です。
後足部の過回内があればまずはそこを改善させてからにしましょう。
後足部のアライメントが崩れている状態でアーチパッドを入れても十分な効果は発揮されません。
(フォームソティックス・メディカルで足りなければ3Dアーチパッドを入れましょう)
後足部のアライメントを修正しても片脚立位やニーベンドテストで不安定性があるなら、
3Dアーチパッドの出番かもしれません。
カスタムパーツのいいところ
フォームソティックス・メディカルのカスタムパーツの良いところは
何と言ってもフォームソティックス・メディカルに合わせた形状になっているところです。
![フォームソティックス・メディカル 3Dアーチパッド](https://podiatry.tokyo/wp-content/uploads/2023/06/3D-Formthotic-1024x1024.jpg)
3Dアーチパッドも3Dリアフットウェッジもインソールの形状に合わせた設計になっているため、
装着する場所に迷いがありません。
他のパッドだと貼る場所を間違えると全然違った動いになってしまうリスクがありますが、
カスタムパーツはその心配がありません。
その形状にあった場所に貼るだけです。
注意しなければいけないのが、
逆に貼ってはいけないということです。
「外側に倒れやすいから無理やり外側に貼ってみよう」
は絶対にやってはいけません。
安定したように見えても、間違いなくエラーが起きます。
本来の設計を無視した活用はしても良いことはありません。
本当に外側に倒れやすい場合は、別な対応になります。
(そもそも後足部の直立化はフォームソティックス・メディカル本体で十分可能です)
![フォームソティックス・メディカル 3Dアーチパッド](https://podiatry.tokyo/wp-content/uploads/2023/06/3D-Additions-Pile-2-1024x1024.jpg)
フォームソティックス・メディカルのカスタムパーツは、
必要なタイミングに合わせて必要なパーツを正しい場所につけることで、
歩行時の崩れをしっかり抑える大きな武器になります。
3Dアーチパッドは、
足根骨、中足骨をサポートするため、立脚中期に影響します。
なので、片脚立位、ニーベンドテストなどで不安定性がある場合は必要になる可能性が高いです。
3Dリアフットウェッジは
後足部をサポートするため、立脚初期に影響します。
各歩行周期で症状があったり、横ブレなどが見られる場合は、
カスタムパーツも是非活用してみてください。
フォームソティックス・メディカルの機能を最大限に高めてくれます。
このカスタムパーツ、気になった方は是非
JPA中級認定セミナー
チェックしてみてください。