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アキレス腱周囲炎改善の超大事なポイント

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こんにちは  理学療法士の石田ゆうやです。

“アキレス腱”

ランニングやリバウンドジャンプの着地からの蹴り出しや、

方向転換時の蹴り足で最も必要になる大事な組織。

当然強い負荷がかかりやすいため障害も起こりやすいです。

しかも原因が様々なので、

痛みの負荷がどこからきているのかを考えるのが難しいです。

(アキレス腱の治療には正直まだまだ慣れません)

実際にどんな動きや偏位で負荷がかかるのか?

これだけでも知れれば治療の目処は立ちやすいのではないでしょうか?

今回は、

アキレス腱周囲の障害の原因となる動きや偏位について紹介します。

アキレス腱周囲の障害の治療で迷われている方、苦手に感じている方にとって、

とても参考になると思いますので、最後までお読みください。

目次

そもそもアキレス腱ってどんな特徴があるの?

◉人体最大の腱である。

◉滑液包や脂肪体が各所に存在する(それが疼痛を起こしやすい)

◉足底腱膜、下腿三頭筋の張力に影響されやすい。

アキレス腱は最大の腱であり、

他の手指などの腱と違って腱鞘(滑走のスムーズにするトンネル)がないため、

アライメントによってその滑りにも影響がでます。

また、滑液包、脂肪体が各所にあるため、

圧迫や摩擦によって炎症を引き起こしやすいです。

アキレス腱からの張力(下腿三頭筋の張力)は踵骨を底屈させ、足底腱膜を伸張させます。

足底腱膜からの張力は踵骨を背屈させ、アキレス腱を伸張させます。

アキレス腱周囲の障害の原因

アキレス腱周囲の障害は、同部に対するストレスの増大が主な原因です。

さらにその原因としては

足部アライメント異常によるアキレス腱への負荷増大という質的なものと、

アキレス腱や足底腱膜の牽引力増大という量的なものがあります。

<足部アライメント異常>

足部アライメント異常は、

特にアキレス腱中央部の症状を引き起こす原因になります。

leg heel alignment増大などの静的アライメント異常や、

後脛骨筋、足部内在筋の機能不全、knee-in toe-outなどの動的アライメント異常は、

後足部の回内に繋がり、内側型のアキレス腱障害の原因になります。

また同時に、

後足部の回内が内側縦アーチの低下を引き起こし、

足底腱膜を過伸張させることで足底腱膜炎の原因になります。

逆に、

leg heel alignment減少などの静的アライメント異常やknee-out toe-inなどの動的アライメント異常は、

後足部の回外に繋がり、外側型のアキレス腱障害の原因になります。

<牽引力増大>

アキレス腱の牽引力増大は、

下腿三頭筋の短縮や筋緊張増大、アキレス腱の変性による男性低下・硬化から引き起こされます。

これらは踵骨の後部滑液包への圧縮刺激の増大を引き起こし、

これが繰り返されると踵骨後部滑液包炎に繋がります。

足底腱膜の牽引力増大は、

短趾屈筋の過緊張、足底腱膜の変性による弾性低下・硬化から引き起こされます。

足底腱膜の牽引力増大によって踵骨が背屈することで、

アキレス腱と踵骨後上隆起部での圧迫力が増大し、

この圧迫が繰り返されることで踵骨後部滑液包炎になります。

どちらの牽引力の増大も、踵骨後部滑液包炎の大きなリスクになります。

アキレス腱への負荷を軽減させる方法

アキレス腱周囲の障害を改善させるには、

同部に負荷を軽減させることが重要になります。

大事なのはアライメント調整と牽引力の抑制ですが、

重要なことは1つです!

踵骨の直立化です。

どの症状も後足部のアライメントが大きな要素になります。

もちろん各組織の滑走性が低下している場合は、徒手療法が必要になりますが、

負荷を抑えるという点でいえば、後足部のアライメントが最重要です。

①下腿三頭筋、アキレス腱の柔軟性改善

②各組織の滑走リリース

③踵骨の直立化

④インソールでサポート

この流れでも十分症状を改善させることができます。

(もちろんもう少し細かく整えていく必要はあります)

まずはアキレス腱に負担のかかるような環境を変えてあげましょう。

テーピングで誘導して痛みがなさそうであれば、

それを元にインソールでよりしっかり整えてあげるGOODです。

簡単な話なのかもしれませんが、

私はこれを知れただけで、アキレス腱の障害の患者さんの治療がかなりスムーズになりました。

もちろん足部や股関節の不安定性や既往歴も混在して難しいケースはたくさんありますが、

まずは足部として何をするべきかはわかります。

是非明日から試してみてください。

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