「スクワットで股関節屈曲ができない」
「股関節屈曲で鼠径部が詰まる」
「腸腰筋の出力も上がらない」
結構臨床ではあるあるかなと思います。
特に股関節屈曲に関しては
下肢疾患の患者さんをみる際に必ずチェックしている項目の1つだと思います。
大きな関節ですし、可動域出すだけならめちゃくちゃ難しいというイメージはないかもしれないですが
なんとなく詰まる感じがするであったり
出力が入りにくいという感じは結構臨床でもあるでしょう。
ストレッチするだけではうまく取れないし
トレーニングするだけでも出力は上がらない・・・
そんなときはどこに着目すると良いのか?
その1つが筋肉の滑走だと思っています。
「いやいや、他にもあるだろ! ちょっと評価甘いんじゃないの?」
って突っ込まれそうなので先に言っておきます!
あくまで1つですからね!
運動療法やストレッチを行うに当たっても
筋肉そのものの滑走性がない状態では、収縮も伸張もできません。
臨床現場
健康経営現場
スポーツの現場
どこの現場でも私自身が感じてきたことです。
色々な原因がある中で、その場で仮説検証ができて
動きの改善もさせやすいかつ運動療法やストレッチにも移行しやすいため
私が積極的に活用している内容ではあります。
(もちろん検証して変化がなければ違う方法にしますし、これが正解とは思ってません。)
大事なのは
初学者でも触診ができるようになればすぐチャレンジができて
かつ変化がわかりやすいこと!
即時的に変化することは
「すぐ結果が出る!」ではなくて仮説検証の結果をすぐに把握できるため
その先に治療方針も決めやすいことが最も利点があります。
今回の内容は
特に膝関節疾患の患者さんを多くみている人にとっては
役に立つ内容になると思いますので
ぜひ最後までチェックして実践してみてください!
なぜ股関節屈曲が膝関節疾患に影響する?
股関節屈曲で鼠径部が詰まる感じがあったり
抵抗感があって制限が出るのはなぜかといえば
その理由の一つが腸腰筋になります。
腸腰筋は股関節の屈筋であるため
屈曲に対する拮抗筋である伸展筋ではありません。
でもなぜその腸腰筋が原因の一つかといえば
日本人のライフスタイルにあります。
日本人が特に多いと感じていますが
多くの人が座っている時間が長く、時にデスクワークの人は①日に何時間も座っています。
座位の状態ということは
股関節が長時間屈曲位であるということです。
それは屈曲筋である腸腰筋が常に短縮状態にあるということです。
この状態が続けば、循環不良になり伸張性も滑走性も低下し屈曲の可動域制限にも繋がります。
股関節屈曲の制限があれば
当然その代償は膝関節にくるため、メカニカルストレスが強くなります。
(ほとんどの膝関節疾患の原因が股関節の柔軟性の低下による膝関節の代償)
特に屈曲制限というのは
座位姿勢が長くなりやすい私たちのライフスタイルには起こりやすいものです。
その中でも腸腰筋は短縮位となり機能不全をきたしやすいため、
今回のアプローチは膝疾患をはじめ下肢疾患の患者様の動作改善のために非常に有効なものになります。
