こんにちは 理学療法士の石田ゆうやです。
あなたは下の写真の足部を見てどう思いますか??
「足部の回内が強そうだなぁ」
「内側アーチが潰れてるのかなぁ」
という印象があると思います。
そのとおり。
この写真は後足部の過回内の図ですね。
下肢の疾患で来院する患者さんではとても多いケースです。
でもこの過回内、
何が悪くて
どうすればいいの?
そう思ったことはないですか??
あなたなら、この過回内の足部をみて、どう考えどう対処しますか?
今回はそんな後足部の過回内がどんな影響を及ぼすのか、
そしてどう対処するのが良いのか、
これらをお伝えしていきます。
過回内について理解し、そのための対策方法を知るだけで、
これから来る患者さんの治療のレベルが飛躍的に上がると思いますよ。
後足部過回内とは?
下肢疾患の患者さんで非常に多くみる後足部過回内、
オーバープロネーションとも言われますね。
ここでいう後足部は距骨下関節のことを指します。
踵骨が内方に強く傾斜している状態で、距骨下関節が強く回内しています。
評価方法はたくさんあります。
・Foot Posture Index
・Leg Heel アライメント
・Navicular Drop test
など。
評価方法がたくさんあるということだけでも、
後足部の影響を考える必要性の高さを感じますね。
歩行の立脚初期には衝撃を吸収するために、
距骨下関節は回内し、それによって横足根関節が可動性を増して「柔らかい足」を形成します。
距骨下関節回内=悪
というものではないです。
ここ結構勘違いしやすいので注意です。
過剰な回内というのがよくないということです。
どんな影響を起こすの?
過剰回内というのは、
距骨下関節が緩みの肢位
になります。
靭帯がピンと張っていない状態でもっと動きやすい状態のことです。
動きやすいですが、逆に言えば不安定な状態ということです。
特に荷重位では不安定な状態はブレやグラつきが生じやすいので、
そのままだと倒れてしまいます。
それを支えるために筋肉がめちゃくちゃ頑張ります。
本来そんなに頑張らなくてもいいのに、
過回内だと筋肉が頑張り続けないといけない状態です。
あまり良い状態ではなさそうですよね?
これが続くことで痛みに繋がります。
また、距骨下関節の回内からの運動連鎖で
踵骨は前方傾斜・回内し、前足部は外転します。
それにより踵骨に付着する足底腱膜が引き伸ばされ、アキレス腱も伸張されます。
この状態のまま歩行を続ければ、伸張ストレスを受け続けて炎症が起きます。
足底腱膜炎、アキレス腱炎の完成です。
どうすれば改善できる?
ここまでで「過回内」が良くないものというのは理解できたと思います。
ではどうすればこの後足部の過回内を改善できるのか?
ざっくり列挙すると以下になります。
- 回外筋の促通
- テーピング
- インソール
後脛骨筋などの筋肉の促通ができれば、
舟状骨レベルからアーチを高め、過回内を抑えることは可能です。
また、テーピングで回外方向に誘導したり、
内側アーチを持ち上げるようにテープを貼ってあげることも良いでしょう。
ただ、
後脛骨筋はどうしてもトレーニングしにくい上、
テーピングも毎回はらなければなりません。
無意識下で後足部の回内を抑えるために最も良い方法の一つが
インソールです。
そして後足部の過回内の抑制をが強く、しっかり踵の直立化ができるインソールが
フォームソティックス・メディカルになります。
なぜ、フォームソティックス・メディカルが 多くのアキレス腱炎や足底腱膜炎に悩む患者さんの痛みを取ることができるのか。
それはこの後足部の過回内をしっかり抑えて、踵のアライメントと整えることができるからです。
フォームソティックス・メディカルは、
ただアーチを上げることができるツールではないのです。
痛みが取れるには理由があります。
フォームソティックス・メディカルは後足部の過回内を抑えることができ、
過回内で負荷がかかっていた組織への摩擦ストレスを減らすことができる。
だから痛みが減るのです。
後足部の過回内は、
各筋肉に過剰な負荷をかけてしまう厄介な状態です。
今は痛くなくてもダメージは必ずかかっています。
後足部の過回内は無いほうが圧倒的に良いです。
そしてそれを無意識下で作れたら一番いいですよね?
フォームソティックス・メディカルはそれができるのです。
足底腱膜炎やアキレス腱炎で困っている。
まだ痛みはないけど後足部の過回内が気になる。
こんな患者さんにはフォームソティックス・メディカル、試してみてください!
後足部の過回内を抑える環境を作るだけで沢山の人が笑顔になれますよ。
フォームソティックス・メディカルの取扱について
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