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有痛性外反母趾の知られざる特徴とは?

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足部の変形で代表的な疾患といえば、
もちろん「外反母趾」であることは間違いないでしょう。

そんな外反母趾でも

痛みがない患者さんもいますが、

動作時に強い痛みがでている患者さんもいます。

私がみるケースは他の疾患に付随していることがとても多いです。

変形性膝関節症で来院しているけど、
実は外反母趾もかなり痛みがある。

もちろん膝関節の痛みの改善も大事であることは間違いありませんが、

そもそも外反母趾で歩いているときに痛みが出ていれば、

痛みからの逃避的な動きもするので、
より膝関節に負担がかかってしまいます。

なので、

有痛性の外反母趾は優先的に介入していかなければならないものだと思っています。

当時私は

外反母趾が既往にあっても、
その改善のための考え方を理解できていませんでした。

それにより膝関節は改善できても、
結局外反母趾の痛みが残るため歩行改善が十分にできず、
結局また膝関節に負担をかけてしまっていた。

そんなことがありました・・・

外反母趾の機能的特徴の理解は

歩行を改善させて痛みをなくしてあげるために必要不可欠なことです!

今回は

有痛性外反母趾の改善のための着眼点についてお話します。

なかなか外反母趾の痛みがとれない人や

外反母趾の痛みの特徴がわからない人は

ぜひ最後までお読みください。

目次

有痛性外反母趾の大きな原因

まずは有痛性外反母趾になる原因を考える必要があります。

アーチの低下と一言で言ってしまえば簡単ですが、

今回もう少し細かく、なにをもってアーチが低下しているのかなども考えていきます。

<内側縦アーチ>

内側縦アーチの低下は、
◉下腿三頭筋の柔軟性低下やアキレス腱の硬化による踵骨の前傾

◉載距突起や舟状骨の下制

◉後足部の回内

などが大きな要素と言われています。

内側縦アーチが低下すると

歩行時のミッドスタンスで急激な内側荷重になる傾向があります。

その時点で正しい重心移動ができなくなっていますね。

これらを支えようと頑張ってくれているのが
内側縦アーチ全体に広がっている長母趾屈筋と母趾外転筋です。

この2つの筋肉は内側縦アーチの形成に重要な筋肉です。

外反母趾の患者さんは当然これらの筋肉もうまく機能できていません。

当然治療の中では、足趾の機能を戻そうと
長母趾屈筋や母趾外転筋の促通トレーニングを行うケースも多いでしょう。

しかし!

ここで大きな落とし穴があるのです。

外反母趾による母趾外転筋の変化

母趾外転筋は
内側アーチ全体に及んでいる筋肉のため、
筋収縮させることで内側縦アーチの形成を強めてくれます。

荷重時も足部の回内をコントロールして内側縦アーチを保持し、
蹴り出し時に1列を底屈させて足趾の支持もしてくれる非常に優秀な筋肉です。

しかし、この母趾外転筋には不思議な変化が起きるのです。

外反母趾で第1中足骨が内反してくると、
内側種子骨に付着している母趾外転筋は短縮位となり

一方で外側種子骨に付着している母指内転筋伸張位となるため、
第1基節骨が外側方向へ引っ張られてしまう結果、
母指が外反に変形するというのは
知っての通りのことです。

しかし、
母指が外反すると、外側種子骨に外へ引っ張る力が加わり、

第1中足骨が回内し、内側種子骨は中央に偏位してきます。

そうなると、母趾外転筋の停止部が外側から底側に移動してしまい、

母趾を外転方向に動かす筋力は発揮できなくなります。

逆に位置的にはMTP関節の屈曲作用が強くなってしまいます。

運動療法として
母趾外転筋の促通はよく行う内容ですが、
中等度以上の変形している状態で
アライメントを整えずに母趾外転筋のエクササイズをしてしまうと
外反母趾を助長してより悪くしてしまう可能性があります。

筋力促通の前に必ずアライメントを整える!

母趾外転筋のように骨のアライメントが崩れると

本来の収縮機能を失い、逆に悪い動きを助長してしまう可能性があります。

崩れているから筋力強化で戻す!

張力を戻せばアライメントは改善できる

最初は私もそう思っていましたが、間違いでした。

筋組織の位置がやや変わることで収縮機能が変化してしまったり、
長さ張力曲線の関係で収縮がし辛い状態になることが非常に多いです。

むしろアライメントが崩れている状態と基本的にそうなります。

そんな状態でひたすら筋力トレーニングをしても
もちろんアライメントも変わらなければ、痛みも変わりません。

本当に痛みを取るためには

まずはアライメントを下に戻してあげることが最優先です!

アライメントを改善させる方法はいくつかありますが、

①関節の動きの改善

②徒手的に戻せる状態にする

この2つがポイントです。

まずはアライメントがもとに戻るための可動域がなければ、
アライメントは改善しません。

ロックをかけていたり制限させている関節や筋肉がある場合は、
まずはそこを改善させる必要がありますね。

筋力トレーニングはそれからです。

しかし、

姿勢や筋肉のコントロールは
トレーニングを少しやっただけではもちろん改善はしないです。

継続的にもとに位置に戻すような刺激を入れ続ける必要があります。

そのためには何が有効か?

インソールです!

インソールというのは
悪い癖や崩れやすいアライメントを整えてくれる土台のようなものです。

インソールの最も優秀な点は、
無意識に正しいアライメントへ促してくれることです。

これなら意識せずにアライメントを正しい状態にするような刺激を入れ続けることができます。

医療用矯正インソールであるフォームソティックス・メディカルが

多くの下肢疾患の症状を軽減してきた理由は

正しいアライメントに自然に促すような刺激を入れてくれているからです。

当然、
正しいアライメントに促すような「刺激」を入れているわけですから
その刺激に対してちょっときついときもあるでしょう。

そりゃそうです。刺激ですから!

ですが、
その刺激があるおかげで、関節や筋肉の受容器が徐々に対応するようになり
アライメントが徐々に変化してくるのです。

その状態で筋収縮をしていけば、もちろん本来の機能として発揮することができるので、

より崩れない動作や姿勢になるのです。

有痛性外反母趾は

運動療法も時として悪化させてしまう可能性があるほどアライメントが崩れています。

痛みを改善させるためには、まずはアライメントを戻してあげて、正しい筋腫祝ができる状態にする必要があります。

フォームソティックス・メディカルのようなインソールは、そのための武器としては非常に優秀です。

使わない理由はありません。

少しでも正しい方向へ刺激を入れるためにも、インソールを積極的に活用していきましょう!

▼フォームソティックス・メディカルとは?

日本最大規模となる1936名が認定され、

全国47都道府県704院で導入されている世界的なインソールです。(2023年10月現在)

足病学エビデンスに基づく世界的な矯正インソールであるフォームソティックス・メディカルは、

足病学先進国であるニュージーランド、オーストラリアでトップシェアであり、

矯正インソールの業界で唯一40以上の論文が発表されている、

エビデンスに基づく信頼性の高いインソールです。

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