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有痛性外脛骨に対するインソールの考え方

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有痛性外脛骨に対してインソールは非常に有効です。

そんなことはわかっている。

でも実際にやってみると、

痛みが残ってしまったりして

どのようにそこから調整していくかわからない・・・

そんなことはありませんか?

私はインソール始めたてのころは毎回こんな感じでした。

ある程度の動きは良くなるのに、もう一歩の改善が難しい。

どこにパッドを入れれば変化が出せるのか?

どんな評価が必要なのか?

最初から知っていればもっとたくさんの患者さんをよくできていたはず。

(もちろん最初からできる人はいません)

なので今回は

有痛性外脛骨に対するインソールの考え方についてお話します。

有痛性外脛骨は評価とアプローチ次第でインソールの効きが全然違います!

是非もっとインソールを有効に使いたいという人は最後までお読みください!

目次

有痛性外脛骨とは?

外脛骨とは舟状骨の後下方に存在する過剰骨(でっぱりですね)のことをいい、

健常人でも大体15%前後くらいいるといわれています。

そのほとんどが無症状ですが、

なんらかの原因で疼痛が出現したものを有痛性外脛骨と言います。

疼痛の主な原因としては

外脛骨に停止部を持つ後脛骨筋の牽引ストレスが強く加わることで炎症が起こり、

痛みが出ると言われています。

これは後脛骨筋腱機能不全とも大きく関わってきますね。

特にスポーツをしている人にとても多いのがこの有痛性外脛骨ですが、

いくつかパターンがあります。

  • インサイドキック
  • バレエで足と足がぶつかる
  • スパイクなど靴紐を思いっきり結ぶ時
  • 過剰な内側荷重

多くはこの4つになるかと思います!

その中でもやはり「過剰な内側荷重」というのは動作を見ていても多く感じます。

インソールは特にここの部分に介入しやすいですね。

有痛性外脛骨の評価

有痛性外脛骨の評価は至ってシンプルです。

①圧痛部位の確認

┗最突出部
┗後部
┗上部
┗足底部

②股関節のMobility

┗特に股関節内旋及び伸展の可動域

③アーチの低下の有無

┗Navicular drop test(荷重、非荷重)
┗後足部のアライメント

この3つがポイントになります。

(もちろん他にも要素はありますが、まずはこの3つをおさえておきましょう)

その中でも③のアーチの低下の有無というのは、有痛性外脛骨の痛みに大きく影響します。

フォームソティックス・メディカルの認定講習会でも行う足部評価の中でも重要な位置づけにあるFoot Posture Indexももちろん実施しますが、
特に大事にしてほしいのが舟状骨です。

有痛性外脛骨は舟状骨の下制でストレスが大きくなります。

そのため、Navicular drop testというのは必ずみなければなりません。

このとき、忘れずにおこなってほしいのが

荷重時と非荷重時での違いです。

非荷重時から荷重した際、床面との隙間がなくなるくらい舟状骨が落ちている場合は特に危険です。

舟状骨だけがいきなり下制するというケースは少ないので、

踵骨の直立化に関してもチェックをしましょう。

大体は過剰な回内になっている可能性が高いですね。

この場合はフォームソティックス・メディカルによる後足部の直立化が非常に効果が高いです。

フォームソティックス・メディカルの強みは踵骨アライメントを直立化させて崩れを補正してくれることです。

これだけでも多くの有痛性外脛骨の症状を抑えることができます。

しかし!

それだけで痛みが取れないケースもあります。

考えられるケースは3つ!

①後脛骨筋腱機能不全による舟状骨の強い落ち込み

②後足部の過剰な回内が強い

③立脚初期に一旦回外してから急激に内側に荷重してしまう

足部という視点で考えるとこの3つが多いかなと思います。

一つずつ対策をお伝え致します。

<①後脛骨筋腱機能不全による舟状骨の強い落ち込み>

後脛骨筋の促通も必要ですが、

この場合はまず舟状骨の真下の1mmのポロンシートのパッドは貼りましょう。

これだけでも過剰な落ち込みを防ぐことが可能です。

私は0.5-1.0mmで微調整しながら貼っています。

<②後足部の過剰な回内が強い>

フォームソティックス・メディカルだけでは回内を抑えきれない場合ですね。

これは専用カスタムパーツであるリアフットウェッジの出番です!

後足部の過剰な回内を抑えるならリアフットウェッジは非常に高い効果を発揮します。

このリアフットウェッジというのは、JPA中級認定セミナーを受講してJPA中級会員になることで使用することができます。

有痛性外脛骨でなくとも、後足部の過剰な回内をより抑えたいという人は是非こちらもチェックしてみてください。

<③立脚初期に一旦回外してから急激に内側に荷重してしまう>

これは私が臨床で出会ったケースですが、立脚初期に過剰に回内するのではなく、やや外側に流れてから急激に内側に崩れるというケースです。

急激な内側荷重によるストレスでの疼痛が原因で有痛性外脛骨にもなり得るということです。

この場合は、

立脚初期の外側への流れを抑えることが必要のため、

リアフットウェッジとは逆に外側にポロンシートのパッドを貼りましょう。

そうすることで外側から内側への急激な荷重を抑えることができます。

私も最初はこれに気づかなかったのですが、こういったケースもあるので試してみてください。

有痛性外脛骨に対してインソールは確かに有効です。

しかし、

ただインソールを入れるだけでは痛みが取れない可能性があります。

どんな要素で痛みが出ているのか?というのを理解した上でそれに合わせた対応をすれば

インソールの効果を最大限発揮することができます。

ぜひまずはこの要素を3つを憶えておいてください。

有痛性外脛骨の患者様がいたら試してみましょう!

今回の話は土台となるインソールが大事なので、

まだ無料トライアルを申し込んでいない方は是非お申し込みを!

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