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インソール・シューズ療法への見解

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インソール、装具、シューズは、ある患者にとっては大きな比重を持つ一方で別の患者によっては、全く必要ないケースもありますこれには患者個々の要因に深く関わります事例としては運動療法を一定期間続けても成果が出ず、シューズを変えたら解決されるという場合がありますあるいは、シューズだけでなく、インソールも同時に必要という場合もありますもしくは、シューズ、インソール、運動療法の全てが必要だという場合もありますこれは一人一人の患者を細かく評価して、その患者が復帰したい活動と患者の状態を把握した上で判断しなくてはなりませんインソール療法やシューズ療法はオーストラリアに限らず世界中で興味深い分野として注目されています実際のところ世界中の治療家の間では全く必要ないというインソール否定派と下肢障害のある人全員にしっかりとしたシューズやインソールが必要というインソール肯定派に大きく分かれていますでは、最新エビデンスではどうかというと、その中間でして、全てに運動療法が適用するわけでもインソール療法が適用するわけでもシューズ療法が適用するわけでもないと発表されていますしかし、実際はどれかに偏った意見をもつ治療家が多く存在するのが現状です私の基本的なアプローチはインソールやシューズによる介入は必要最小限に留めますもし、行っている運動療法のエクササイズの内容を変えるだけで良い場合は、その方向で進みますしかし、中にはエクササイズだけでは長期的な改善が得られない疾患もありますその場合には私はインソール療法やシューズ療法を導入します運動療法だけで改善するのが難しい疾患として例を出すと、後脛骨筋腱の障害のうちステージ2、3のような重症の場合は手術が必要な場合が多いですがそれより程度が軽い場合は場合は手術の必要はなくシューズ、インソール、運動療法で解決する場合がほとんどですもう1つ、足底腱膜炎に関しては運動療法だけで治療できるケースもあればこれにシューズやインソール療法を組み合わせるのが最良なケースもあればあるいは運動療法は必要なく、インソール療法だけで良い場合もありますこのトピックスに関しては複雑で多くのニュアンスが絡み合っているので、ここで全てを語り尽くせないのですがシンプルにまとめると、患者一人一人の身体構造に大きく左右されるということです例えば、距骨下関節が回内している患者の場合で運動療法だけでは解決できないと判断した場合はインソールを非常に効果的な介入として治療計画に取り入れますなぜなら、これは患者の身体構造的な問題であって、変えることができないからですこれとは反対に身体構造、バイオメカニック的に問題のない患者は運動療法だけで十分な場合が多いのですここで、カスタムインソールとフォームソティックスのようなセミカスタムのインソールと、既製のインソールの比較に関してお話しすると、例えば、足底腱膜炎に関する多くの文献がサポートしているのはフォームソティックスはカスタムインソールと同等もしくはそれ以上の矯正効果があるということですこれは地面の反動力と足の相互作用の微妙な関係によるもので、私も個人的に興味のあるトピックスですいずれにしても重要なのはその患者にとってベストな治療を選択し、情報提供をしっかり行うことですはじめから全員にインソールが必要だとか全員に新しいシューズが必要だとか全員に運動療法が必要だとかいう固定概念を取り払い目の前の患者にはこの中でどの治療介入が必要なのかを見極めてくださいつまり、機械的介入、インソール治療、シューズ治療、運動療法の良いところを補完し合うのが私の治療アプローチです

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