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アスリートで特に重要な動きとは?

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「スポーツ選手のコンディショニングも積極的にやりたい!」

「トップアスリートも治療できるようになりたい」

「スポーツ現場でも活躍したい」

スポーツに関わりたいというセラピストは結構多いと思います。

私もその一人です。

スポーツ業界って華やかでいいですよね!
でもなんか難しそうなイメージもありますよね?

特殊な知見をもっていなければならいのか
特化したスキルをもっていなければならないのか
選ばれた人しか関わることができないんじゃないか
と私も最初は思ってました。

ですがそうではなく

本質としては
医療現場や整骨院現場で患者さんの動きを変えることとやっていることは変わりないです。

もちろん疾患がない人もいるので、
どこを良くすれば良いのかという
評価の視点のレベルは上がるかもしれないですが

本質や土台となる概念は一緒です!

動作に必要な動きを理解し
その動きが正しく出ているか?

出ていなければ動きが正しく発揮できるようなフィジカルを作ってあげる

患者さんに対して行っていることと大きな変わりはありません。

その中でも

ここはとても重要である要素!

というのはあります!

回旋です!

全てのスポーツにおいて回旋の動きは非常に重要な要素であり
その可動性の違いでパフォーマンスは大きく変わります。

今回は

胸椎回旋

の動きについて

実際にアスリートに対して行っているエクササイズも含めて紹介していきます!

これからスポーツ選手もみていきたい
アスリートサポートしていきたい

そんな人には今回の内容は
お役に立てるかなと思います。

是非最後までお読みください!

目次

そもそも胸椎回旋はなぜ必要?

投球動作
キック動作
スイング動作
急な方向転換

イメージしてみるとわかりやすいですが
ほとんどのスポーツ動作は胸椎の回旋が必要とされています。

どんなに肩関節や股関節の柔軟性が良くても、
胸椎の回旋が制限されていれば、いいパフォーマンスを出すことはできません。

そして胸椎の回旋が制限されていると
腰椎での回旋、肩関節及び肘関節の代償が必ず起こります。

わかりやすいのが野球の投球動作ですが
胸椎の回旋が制限されていると、大体「手投げ」みたいなフォームになります。

これは肘にも肩にも過剰な負担がかかり、野球肩や野球肘になってしまいます。
(最近このケース割と多いです)

ではなぜ回旋動作が制限されてくるのか?

日常的には

首は動かすので、頚椎の動きは日常的に発生しますね。

一方胸椎というのは日常的にそこまで動かす機会が少ないのです。
(どんな人でもそうですが、普段から身体を回すひといないですよね・・・)

そのためスポーツにおいても
意識的に胸椎を動かす機会を作らないと、全然使えなくなってしまいます。

胸椎を使う機会が少なければ少ないほど、股関節や肩関節、腰椎での代償が出やすくなるため
最大パフォーマンスも発揮できないですし、ストレスが増大して疼痛に変わっていく可能性もあります。

現場レベルでも

アスリートのコンディショニングにおいては
できるだけ胸椎回旋の動きを優先して取り入れています。

前後の動きは正直自然とやってくれているので、そんな意識的に入れなくても十分ですが
回旋に関しては意識的に取り入れていく必要があります。

これって一般の方でも同じですよね?

じゃあ「胸椎回旋」ができていれば大丈夫か?

といわれるとそうでもありません。

他動的な胸椎回旋の可動域があったとしても
一般の人でも、アスリートでも
意識的に胸椎回旋を行わければならない理由があります。

胸椎回旋は感覚が得られにくい?

胸椎回旋って実は難しいのです。

ほとんどの人は身体をねじるという動作を聞くと

「腰を回旋させる」というイメージだと思います。
(腰をまわすなんてワードもあるわけですからね・・・)

腰椎というのは身体のセンサーとしても認識しやすく
腰椎においては常に屈曲・伸展の動作が日常的に起きているので、
腰椎というのは認識しやすく使いやすいです。

さらに

腰椎が屈曲している状態は回旋もしやすくなる環境になります。
デスクワークが多い現代社会ですと長時間の座位により腰椎屈曲位になれてしまいます。
それにより腰椎の回旋がしやすくなってしまいます。

また

胸椎というのは

他の脊柱と同様に「屈曲・伸展・側屈・回旋」という動作ができますが

どの動きにおいても運動感覚が得られにくいです。

原因としては

●日常生活で動かす機会が少ない

●胸郭によって骨・関節で固定されている

というのがあります。

なので多くの人は胸椎の動きが苦手なのです。
(得意な人はあんまりいないです)

それを前提としてアプローチしていく必要があります。

胸椎の回旋というのは

単に脊柱が回旋すれば良いわけではなく
他にも要素がいくつかあります。

●腰椎を固定し上位胸椎を中心とした回旋

●肋骨・腹斜筋の柔軟性

●肩甲骨の内転

●脊柱伸展・回旋筋力(頚椎〜胸椎にかけて)

●頚椎の回旋と視点の誘導

これだけの要素をクリアすることで
胸椎の回旋を行うことができます。

現在社会で言えば

猫背姿勢が多いため、肩甲骨が外転、肋骨外旋、腰椎の固定不良などがあり
なかなか胸椎回旋を自然に行う状態が作れません。

なので、
アスリートでもしっかりコントロールできるようなエクササイズを行わないと、正しい動きは取れないのです。

今回は

スポーツ現場で私が選手等に指導している胸椎回旋エクササイズを紹介します。

アスリートにだけ適応するわけではなく、

最初にお話した通り、アスリートのコンディショニングも患者さんの治療も原理原則は一緒です。

特に胸椎回旋に関しては

腰痛患者さんに対する痛みの動作の改善に非常に有効です。

胸椎回旋促通エクササイズ

この4つのエクササイズは
サポートしているアスリートには必ずやらせてるものです。

もちろんこれだけではないですが
この4つの動作は日常生活もそうですし、スポーツ動作でも非常に役に立つエクササイズです。

目的は先程お話した通り

●腰椎を固定し上位胸椎を中心とした回旋

●肋骨・腹斜筋の柔軟性

●肩甲骨の内転

●脊柱伸展・回旋筋力(頚椎〜胸椎にかけて)

●頚椎の回旋と視点の誘導

これらの要素をクリアするためです。

紹介したエクササイズでなくても
ストレッチや徒手療法でもなんでもOKです!

この5つの要素をクリアしておけば
動作において胸椎回旋をコントロールすることができます。

是非ご自身でも試してみてくださいね!
(エクササイズは指導するセラピストができないと正しく伝えられないですからね)

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