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安定した歩行には腓骨筋がカギ?

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「インソールを入れたけど、どうにも外側に流れてしまうことがある」

「内側を上げすぎて外側に倒れてしまっているのではないか?」

そんなケースはありませんか?

日本足病学協会の公式LINEへの臨床質問にもよく出てくるケースです。

これはインソールを入れて内側アーチを持ち上げたから外側に倒れやすくなっているわけではありません。

大前提としてこれは知っておいてください。

フォームソティックス・メディカルは

内側に崩れた足部をただ外側方向へ持ち上げようとしているインソールではありません。

回内している足部を回外にしようしているわけではありません。

あくまで

踵骨を直立化させ、崩れた部分正しい位置にも戻すように矯正しているだけです。

静的なアライメントとしてまず正しいポジションにする。

これは大前提ですね。

フォームソティックス・メディカルというのは特にこの点で非常に優れています。

ですが、

動的にはまだ崩れる可能性は十分あります。

この動的な部分の崩れも抑えるためには、運動療法で促通するしかありません。

なので

インソールで内側から持ち上げたことが外側に崩れる原因ではないのです。

今回は

安定した歩行を手に入れるための方法についてお話します。

「インソールを入れたけどどうにも崩れが残る」

「インソールを入れたら今度は外側に倒れてしまう」

「動的な安定性を出していきたい」

そんな人にはとても役に立つ内容になります。

これを知ることで

インソール療法と運動療法をしっかり掛け合わせたアプリーチができ、

患者さんの動きを変えることができるようになります。

目次

インソールを入れるとなんでいいの?

そもそもな話しになりますが、

インソールを入れることによって、もちろん静的なアライメントを整えることができますが、

静的なアライメントが整うことが何が良いのでしょうか?

それが十分に理解できていないと、せっかくインソールを入れたのにもったいないですよね?

静的なアライメントを整えるインソールとして

医療用矯正インソールであるフォームソティックス・メディカルは非常に優秀であ

という話は先程もしましたが、

フォームソティックス・メディカルを入れることで得られる効果というのは様々です。

様々あるのですが、

それはまずアライメントが整うからです。

静的なアライメントが整うことどうなるのか?

①筋肉の出力発揮がしやすくなる

②可動域が改善する

③位置感覚入力ができる

この3つが大きなメリットになります。

逆を言えば、アライメントが崩れると、この3つが破綻することになるのです。

<筋肉の出力発揮がしやすくなる>

これはアライメントが整うことで、付着している筋肉が正しいポジションに戻ります。

(縮こまっていたり、伸ばされていない正しい状態)

筋肉というのは、中間位のボジションでないと十分な筋肉の発揮ができません。

縮こまっていてもできないですし、伸びていてもできません。

これは筋肉の「長さ張力曲線」の関係からデータがでております。

アライメントを整えるだけ出力が入りやすいのは、 筋力が上がったわけではなく、出力のし易い状態になったということです。

逆に、アライメントが崩れた状態では

どんなにトレーニングをしても出力はし辛い状態なので、

十分な出力発揮ができません。

<可動域が改善する>

骨アライメントが整うことで、関節のポジションも整うので、

当然動きも出やすくなります。

もっともわかりやすい例が距骨ですね。

後足部のアライメントが回内の状態にくずれていると

距骨は内方に動いてしまうので、

距腿関節の動き(背屈時の距骨の後方への滑り)ができなくなります。

アライメントが崩れたままで

「背屈制限があるからストレッチしよう!」では一向に改善することはありませんよね。

<位置感覚入力ができる>

基本的に身体は体性感覚といって

自分のポジションがどうなっているか、

どのように動きているかを感じ取ることができます。

(目を閉じていても自分がどういうポジションでいるかわかりますよね?)

特にアライメントの面でいうと、位置覚と良います。

この位置画はアライメントが崩れてそのまま癖になってしまうと、

崩れた状態が正しいポジションだと錯覚してしまいます。

そのため修正が難しくなるのです。

まずはこの3点を理解しておきましょう。

そのうえで、動的にはどのように安定させればいいのか?

アライメント修正だけでは筋力発揮が不十分な筋肉もある

もちろんフォームソティックス・メディカルを入れることで

片脚立位が安定したり、ランジが安定したりと大きな変化を得ることができます。

しかし、

中にはそれでも崩れがあったり偏位が残っている患者さんもいます。

そういった人たちはなにが問題なのか?

決してアライメントが悪いわけではありません。

多くの人は座位姿勢が多く、ハムストリングスや大殿筋が座面による圧がかかっていて

血流不良から硬くなりやすいのです。

特にハムストリングスは柔軟性低下、筋力低下が多いのが現場レベルでも多く感じています。

ハムストリングスが筋力低下、柔軟性低下を起こすとどうなるのか?

もちろん骨盤レベルで歩行時の偏位もありますが

足部にも影響が及ぶのです。

ハムストリングスの外側は大腿二頭筋です。

この大腿二頭筋というのは、下腿の長腓骨筋と連結しています。

そのため

大腿二頭筋の緊張力の変化は長腓骨筋にも及ぼします。

そして

長腓骨筋というのは

外果から下を通り足底に流れ、

歩行時の足部の外側への崩れを制御してくれる大事な役割をしています。

そんな長腓骨筋ですが、

多くの患者さんが機能不全を起こしているように感じています。

特に歩行時に外側に流れてしまう人は長腓骨筋やハムストリングスの柔軟性が低いです。

十分に筋出力発揮ができていません。

この状態では

フォームソティックス・メディカルでアライメント修正をしても

腓骨筋側の安定性は低いままなので、

静的には崩れていないように見えますが、

実際に歩くなどの動的な面でみると崩れてしまうのです。

これが

インソールを入れたのに外側に流れてしまう

という状況の原因の一つです。

多くのセラピストの方から相談を受けますが、

結構このケースが多いように感じています。

実際に

ハムストリングスの張力を上げるような出力刺激を入れることで

腓骨筋の張力も増して、外側への崩れが軽減することも多く経験します。

ここで

「なんでハムストリングスなんですか?」

「腓骨筋単体で収縮すれば良いのでは?」

と思うかもしれません。

長腓骨筋は下腿から足部にかけて付着する筋肉ですが、

非常に動かすのが難しいです。

単体で収縮刺激を入れるにはちょっと大変ですし手間です。

なので、

そこに関係していて且つ収縮しやすい大きな筋肉である

ハムストリングスの収縮刺激をいれて強化をしてあげると、

腓骨筋への刺激になります。

最も簡単な方法はヒップリフト

ハムストリングスへしっかり刺激を入れるエクササイズとしてはなにがあるか?

難しくなくベッド上でも床面でもどこでもできて

セルフエクササイズとしても使える内容として

「ヒップリフト」が最も使いやすいです。

ヒップリフトも

ただお尻を上げるだけだと

腰椎伸展の代償が出やすいので

臀部の下から骨盤、腰椎と徐々に持ち上げることで

腰椎の伸展も抑えることができ、ハムストリングスへの刺激を強く入ります。

(まずはご自身でやってみましょうね!)

これを10回実施した後に

歩行時の外側の崩れの有無を確認してみましょう。

腓骨筋が影響していれば、それだけでも動きに変化があるはずです。

もちろんこれだけが崩れの原因ではないかも知れないですが、

現場レベルだと非常に多く経験するケースなので、

仮説検証の引き出しとしてやってみてください!

まとめ

歩行を改善するにあたり

静的なアライメントを整えることは

  • 出力発揮がしやすくなる
  • 可動域が改善する
  • 位置感覚入力ができる

というメリットがあり非常に重要です。

しかしそれだけでは動的には安定しません。

その原因の一つとして長腓骨筋の機能不全があります。

長腓骨筋はデスクワークの人は特に連結するハムストリングスの張力低下が起こりやすく

機能不全が起こりやすい筋肉です。

長腓骨筋は歩行時の外側への崩れを抑えてくれる重要な筋肉なので

ヒップリフトを中心としてトレーニングで刺激を入れれば出力発揮がしやすくなり

歩行時の外側への崩れを抑えることができます。

インソールを入れても外側に崩れるのは内側を上げたからではありません。

動的な安定に必要な筋の機能不全が残っているだけです。

安心してインソールを使ってください!

むしろ静的なアライメントの整えるには非常に優秀なインソールなので

またもし使ったことがない人は

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日本最大規模となる1936名が認定され、

全国47都道府県704院で導入されている世界的なインソールです。(2023年10月現在)

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