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超簡単! パッドで動きを変える方法

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「歩行のここの動きだけどうにかしたいんだよなぁ」

「簡易的にも変える方法がほしいなぁ」

「動きを変化させる簡単に実感させる方法ないかなぁ」

私が若手の頃にずっと悩んでいたことです
(ずっとボヤいてました・・・)

こんな悩み、あなたはありませんか?

可動域も改善してきて
痛みもだいぶ軽減してきたけど
どうしても歩行で崩れる部分がある・・・

これをどうにか変えてあげたいなぁ

とか

インソールを導入していきたいけど
まずはどんな変化があるのかを実感してもらう方法ないかなぁ

誘導したらどんな変化があるのか仮説検証できる方法はないか

そんなことを考えて臨床に臨んでいたところ

最終的に行き着いたのが

パッドと運動を利用して変化を出すことでした。

そこで変化を感じてもらうと

患者さんがインソールの重要性をより強く実感し
「先生、インソールつくってください!」と依頼されることが大幅に増えました。

やはり動きの変化があれば、
患者さんは納得しやすいのだなと私は感じ、

そこから積極的にパッドを用いて「動きを変える」ことを大事にアプローチをしています。

これはもちろん私の臨床の方法なので
これが正解というわけではありません。

ですがもし

臨床で動きをもっと変えていきたい

と悩んでいる方がいれば
是非参考にして活用してもらえると嬉しいです。

ということで

今回は

シンプルにパッドで動きを変える方法

についてお話していきます。

患者さんの動きを変えていきたい
インソールの導入の施策を増やしたい
色んな方法で患者さんの悩みを解決したい

そんな人は最後までお読みください!

目次

パッドの原理原則

そもそもパッドはどんなものを使っているのかというところからですが

私は元々は入谷式足底板をメインに活用していたセラピストで
今はフォームソティックス・メディカルと併用している形ですが
基本的な評価や仮説検証方法はパッドを用いています。

パッドはそもそも

ポロンシートと呼ばれる素材を厚さ1mmと0.5mmで使っています。

これに関してはわざわざ専用のものを購入する必要はないです

キネシオテープなら0.4mm
ガムテープなら0.5mm

という厚さなので

それを重ねて使うことで代用は十分可能です。

そんなパッドに関してはそこまで研究論文があるわけではないため
臨床現場での集めたデータから出した原理原則です

◯基本的にパッドを貼った方向と逆の方向に身体は倒れます

◯たまに感覚入力となって踏みにくるパターンがあります

◯パッドの高さによって反応が変わります

◯高くしすぎて圧が加わると痛みや靴擦れ、違和感を引き起こします

◯パッドの種類はなんでも大丈夫 硬すぎなければOK

◯パッドはへたる可能性があるので経過をフォローする

◯即時的に動きが変わるため、変化がなければ貼り続ける必要はない

というのが現場で得た知見ですね。

注意したいのは

色々貼りまくった結果、どこのおかげで動きが変わったのかがわからなくなること

これありがちです・・・

一つ一つ、貼って剥がしてを繰り返しながら、
一番患者さんの動きが良くなるところを探すことが大事ですね

今でこそ私は細かく色々な部分に貼っていますが

基本的に動きを確認するだったり、フォームソティックス・メディカルの導入につなげていくという視点で言えば

貼るポイントは5箇所で十分です。

①踵骨の外側と内側

②立方骨

③舟状骨、内側楔状骨

④横アーチ

⑤1列

この5箇所で十分変化がでます。

むしろ今でも私はこの5箇所を中心に貼って動きを確認しています。

歩行分析と同じで、色々細かく見ようとすればできなくはないですが
正直難しいですし、なによりすぐ現場で活用できません。

是非どれか1つ2つでも試してみてくださいね!

これらをどんな時に貼れば良いのか?

歩行のどの部分を見れば良いのか?

どんな効果があるのか?

というところをそれぞれ説明していきますね!

パッドの高さ

パッドの高さですが

基本的には

1mm

で貼ってみましょう!

0.5mmからでもいいですが
細かいので面倒です。

私も最初は1mmだけでやってました。

高さの処方に関しては1mmずつ足していきましょう。

低い→高いに変えていく感じです

「なんか歩いているときに足に当たっている」

もしくは

「明らかに歩行リズムが崩れる」

場合は

高すぎるのでその手前でパッドの高さを設定しましょう。
(2mm以上になることはほとんどないです)

リスクヘッジをするためにも最初は低く処方することをおすすめします。
パッドが高くなって圧が強くなると「痛み、違和感、靴ずれ」を起こします。
足りなければ足せばいいだけです。

踵骨の内側と外側

踵骨なので立脚初期に影響します。
(立脚初期に歩行で横ブレがあったり痛みがある場合には特にチェックしましょう!)

・踵が立脚初期に内側に倒れたら→内側にパッドを入れる
・踵が立脚初期に外側に倒れたら→外側にパッドをいれる

踵のつぶれ具合がわかりにくければ立位時のleg-heel alignmentや片足立ちで評価をしましょう。

このブログでもいつもお話していることですが、
立脚初期は踵骨が直立化することが大事になります。

立位から大幅に崩れるようであれば、まず貼ってみましょう!

あまりにもぐらつきが強く
不安定性が強い場合は、パッドではコントロールが難しい可能性があります

その場合はフォームソティックス・メディカルのようなヒールカップがしっかりしているものに

早めに切り替えてしまいましょう!

立方骨

主に下腿が外側にブレてしまう人によく処方する部分です。
(下腿外方傾斜のことですね)

この部分にパッドがうまくハマると外側のブレが軽減されて前方への推進力に変わります。

見る部分は立脚初期〜中期の下腿の外側へのブレになります。

症例で例えると

・膝OAのラテラルスラスト・シンスプリント・下腿疲労骨折・足関節内反捻挫後

など

注意は第5中足骨にかからないようにすることです。
(痛みが出やすくなります。)

しっかりと立方骨にパッドを入れることが大事ですね。

立方骨に関しては
腓骨筋の張力低下で支持性を失って崩れてしまいますので、
立方骨に貼って動きが良くなる場合は
おそらく腓骨筋や連結する大腿二頭筋の筋力低下も考えられるため
ハムストリングス中心の収縮トレーニングも並行して行っていくとより効果が出ます。

舟状骨・内側楔状骨

機能的には内側縦アーチの部分です。
(内側縦アーチの頂点は舟状骨になります)

なので内側縦アーチが機能していない扁平足などに非常に有効です。
シンプルにこの部分にパッドを貼りましょう。

歩行分析で評価する部分は立脚中期です。

立脚中期のときに下腿〜膝が内側に倒れすぎている人にはこの部分にパッドを処方しましょう。

立脚中期なので、片脚立位で変化を確認してもいいでしょう。

骨盤が倒れていたり、横にぶれている場合は
内側縦アーチが機能できていない可能性があると判断します。

これは踵骨の内方傾斜と合わせて起こることが多いため
踵骨との関係性も考えながらパッドを貼ってみましょう。

ポイントとして

無理して高くしないこと!

潰れやすいからと3,4枚重ねて貼ろうとしてしまいがちですが
1,2枚貼れば十分です。

横アーチ

横アーチには前方だったり後方だったりといくつか分類があります。

ですが
超シンプル化した今回のパッドではこの分類は考えません!
1つの横アーチとして捉えます。

なぜなら横アーチの分類と機能と歩行を分析するのは熟練が必要なので、
このブログだけでは伝わりません。

であれば、
大雑把に効果の出るパッドを処方しましょう!

大丈夫です!

ほかのパッドがしっかり決まっていれば十分横アーチが機能しやすくなっています。

横アーチは立脚中期をみてください。
大腿骨が傾斜せず直立化して安定していればOKです

まずはどんな人でもパッドをサクッと処方できる状態の方が良いからです

1列

最後に1列ですね

これは母趾の部分です。
母趾球の手前〜内側楔状骨の部分のパッドです。

歩行でみる部分は立脚後期

外反母趾や母指球にタコができている人には特に効果的です。

「1列底屈位での蹴り出し優位→母指球にタコ」

になりますので、
もしそのストレスを回避させたい場合は1列のパッドを使用しましょう。

パッドの反応タイミング

Screenshot

わかりやすくどのタイミングでどのパッドが効果があるのかを記しておきます。

これでどのタイミングで痛みや違和感が出ているのかを評価したうえで
必要なタイミングに関わるパッドを貼ってみることで、
動きや痛みの変化を再評価しやすくなります。

フォームソティックス・メディカルとどのように併用する?

ここまででパッドをどのように使うかはなんとなくわかったかなと思いますが

ではフォームソティックス・メディカルとどのように併用して活用するのか?

というところですが

踵骨の不安定性があったらパッドよりも先にフォームソティックス・メディカル使ってください!

パッドでは踵骨の不安定性をコントロールするのが結構難しいので、
フォームソティックス・メディカルのヒールカップ活用したほうが効果高いです。

インソールを活用したほうが良さそうな患者さんに対しては
パッドから始めてみるのも一つの方法です。

徒手療法や運動療法をやりつつ
「ここの動きは変えておきたいなぁ」というところに関しては
パッド貼って維持してもらう。(テーピングとやってることは同じです)

そこで良い動きが維持できそうであれば
本格的にインソール作成を進めていこうという流れにしています。
(これは20分という短い時間で患者さんをみている理学療法士だと活用しやすい方法かなと思います)

最終的に私の場合は
フォームソティックス・メディカルでアライメントをしっかり整えたうえで
そこにパッドを貼って細かい動きのコントロールをしています。

この方法を活用することで

患者さんも動きに変化に慣れやすく
違和感なくインソールを履き続けてくれています。

なによりその場で動きの良い悪いの仮説検証作業がしやすいため
評価をいう視点でも使いやすいです。

是非フォームソティックス・メディカルと合わせて活用してみてください!

まだフォームソティックス・メディカルを活用したことがないという方は
先にこちらをチェックしましょう!

▼フォームソティックス・メディカルとは?

日本最大規模となる1936名が認定され、

全国47都道府県704院で導入されている世界的なインソールです。(2023年10月現在)

足病学エビデンスに基づく世界的な矯正インソールであるフォームソティックス・メディカルは、

足病学先進国であるニュージーランド、オーストラリアでトップシェアであり、

矯正インソールの業界で唯一40以上の論文が発表されている、

エビデンスに基づく信頼性の高いインソールです。

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