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情報社会を上手に乗りこなせ!

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Q. 私たちの長いキャリアで持続した教育環境を作り出すにはどうすればよいのだろうか?

A. 徒競走ではなく、マラソンをやっていると思うことが大事です。

今回は私が比較的経験の浅い足病医療者(ポダイアトリスト)としたコーチングの話を膨らませてしゃべろうと思います。

彼はほとんどの足病医療者と同じように、臨床に対する熱意はかなりあるのですが、活力を失いそうになっています。臨床二年目にして一種の危機を迎えているのです!

現代はデジタル期と呼ばれ、膨大な量の情報にアクセス可能で、これは素晴らしいことです。

一方で、膨大な量の情報にアクセスするこては諸刃の剣になりえます。
情報を摂取しすぎると、逆に学習を妨げる場合もあります。

この事象と、学びや熟練度を早めたい切迫感が組み合わさったとき、大変残念なことが起きてしまいます。
情報過多が過ぎるあまり、コンテンツをすべて吸収したにも関わらず、一つも学びを得られないことが起きえます。

問題点

私のコーチング相手が経験していたのは情報過多であり、若い臨床家に見られがちなことの一つです。(さらに経験の深い臨床家でも見られることがあります。)

誰しもが一度は経験したことのある事だとはおもいますが、臨床を始める(あるいは新しい分野の探索)ときに学ぶことがたくさんあることに気が付きます。

知れば知るほど、知らないことがに気が付くのです。

この気づきは素晴らしものである一方、私が良く言う逆ダニング-クルーガー効果を引き起こします。

私たちが学校を卒業するとき、あるいはなんらかのコースを修了、密に情報を得る期間を終えたときには、私たちの能力や知識に大きく自信を持ちますよね?(自動車学校を卒業したときを思い出してください。試験をすべて一発合格された人は大型車を運転してやるくらいの気持ちを持ちますよね?)

しかし、実際にこの知識や能力を実践に移そうと思ったとき、まだまだ知識不足であることを実感します。この事象はスキルを上げようと多量の情報を得ようとする時期に起こりがちです。(狭い道の運転に四苦八苦しませんでしたか?)

逆ダニング-クルーガー効果

解決策?

このような情報過多を防ぐ方法はいくつかあります。

まず思い出しましょう。
学びと臨床スキルの向上はマラソンであり、徒競走では決してない。

一旦立ち止まって、この長期的なゲームに参加していると気が付けば、すべてのことをすぐに学ぶ必要はないことに気が付きます。

真に情報を吸収するには学びを固め、その分野で達人になれるよう努力をすることが必要で、時間がかかります。私たちが作り出す切迫感を取り除き、上で挙げたことを実践する時間が作れれば、正しい方法で、長期的に知識を身に着けることができます。

次に大事なのは、雑音を遮ることです。というと、情報の過剰摂取をやめて、何を、なぜ、いつそしてどのようにという要素をはっきりさせることです。

目的を持って情報を吸収する!

ステップ1:学びの目的をはっきりさせる。

何を学びたいのか?なぜそれを学びたいのか?その知識/スキルを習得した結果どうなるのか?

ステップ2:時間をしっかり設ける

学習時間はいつ設けますか?

どれくらいの期間ですか?一週間、二週間、一か月?この答えに正解はありません。すべては遵守可能で、学んだ内容をしっかりと吸収して固めて適応することです。

同時に検討しておいた方が良いことは、あなたの注意力持続時間です。3時間で設定していても集中力が20分で切れてしまえば意味がないです。ここで大事なのは試験の詰め込みではなく、長い期間での学習に投資しているということです。

ステップ3:学習媒体は明確にする

どのように/どこで情報にアクセスしますか?

学習ソースの中でも目的に向けて一番質の高い情報を提供するものを選びましょう。質の高さはエビデンス・ベースであることに加えて、個人的に楽しみながら取り組める教材のことを指します。

質の高さを求めることはすべての論文雑誌にアクセスする必要があることと同義ではありません。個人的に推しているブログやサイトがあってそこから情報を吸収して活用することができればそれだけで完璧です。

私は初期の段階だけでも良いので余計なノイズを取り除くという意味でも最大で3/5(5がすべての情報にアクセスした状態)のレベルで情報を吸収すればよいと提案します。

間違えてほしくないのは、永久にすべての情報に制限をかけるのではなく、今回の学習における戦略がもう一度振り返り、知識を定着させることにあるため、もう一度振り返りを行う際は別の文献を使用してもよいということです。ここでも正解はありません。

ステップ4:インプットからアウトプットに転換する

簡単に説明できないのであれば、良く理解できていないことと同義です。

知識を定着させる良い方法の一つとして、他者に情報を共有することがあります。このことを実行することで、脳の様々な処理能力を活用し、知識をより良く、素早く処理して蓄えることができます。

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