「木村さん!これ最新モデルですか?!」
「そう!新しいウルトラシリーズ!」
「うわ、めっちゃ硬いしスピード出そう!」
「ぜひ使ってみてレビューしてよ!」
というオフィスでの会話からこのオリジナル・シングル・ウルトラを使うことになったのですが
結論!
めちゃくちゃ凄いです!
最近のメルマガでそのインタビューについては話しておりますが
私の口から話せてないなと思ってこの記事を書いております。
履いて走った時に本当に驚いたんです!
皆さんのインソールのイメージ
フォームソティックス・メディカルのイメージって
どんなものがありますか?
おそらく
動きを良くするもの
痛みを緩和させるもの
足部疾患改善のための武器
というような印象があると思います!
私もそう思ってますし
フォームソティックス・メディカルは足部疾患をはじめ動作改善の武器として
非常に役に立つインソールです。
その印象がアップデートされた感じです!
インソール入れて
動きだけでなくスピードも変わるのかと!
それでいて後足部を直立に補正してくれるんだから
これはとんでもないものを作ったなと感じてます。
じゃあみんなウルトラにすればいいじゃん!
ってわけにはいきません!
ウルトラシリーズは
パフォーマンスアップができる分それを扱えるだけにフィジカルが必要です!
軽自動車しか乗ったことない人がF1カー乗るようなものです。
扱えるだけの力が必要になります。
今回は改めてそんなオリジナル・シングル・ウルトラを使ってみての
私の感想であったりをお伝えしようかなと思います。
パフォーマンスアップをさせたい!
そんなアスリートのサポートをしている先生にはぜひ知っておいてほしいですし
足部疾患を扱っていて、最終的なゴール地点をパフォーマンスアップまでもっていきたい先生にとっても
お役に立てるかなと思いますので
ぜひチェックしてみてください!
スピードを出すなら最高のインソールになる!
フォームソティックス・メディカルの新しい選択肢として登場した「オリジナル・シングル・ウルトラ」

私自身、実際にランニングシューズに入れて3週間ほど使用してみました。
結論からいうと、
オリジナル・シングル・ウルトラは、機能改善のためのインソールというより
その先にある「パフォーマンスアップ」を狙うときに非常に面白いインソールだと思います。
一方で、これまでのモデル以上に
「誰に入れるのか?」
はしっかり評価する必要があります。
とにかく硬い。でも不安になる硬さではない
まず手に取った瞬間に感じたのが、
「これまでのモデルより圧倒的に硬い」
ということです。
もちろん、全く曲がらないわけではありません。
しっかり屈曲性は残っているので
「これを足の下に入れて大丈夫かな?」と不安になるような硬さではないです。
軽さに関しては相変わらずですね。
私は普段シングルを使用しているので、実際に両方持って比較すればシングル・ウルトラの方がやや重さを感じます。ただ、実際に履いてしまえば個人的には誤差です!笑
今回の使用環境としては
ランニングシューズに入れて陸上競技場でのトレーニングを中心に使用しました。
長距離をゆっくり走るというより、
ある程度スピードを出すトレーニングがメインです。
ロードでも軽く使用しましたが
今回は特に「スピードを出したときにどう感じるか?」を確認しながら使っています。
一番感じたのは「反発性」と「安定性」
実際に走ってみて一番感じた変化は、
反発性と安定性です。
特に前方への推進力はかなり感じました。
硬さによってシューズ・足部全体の屈曲性が低くなることで
前方へ進むための反発を得やすい印象があります。
ここまではある程度予想していました。
ですが、個人的に面白かったのは、
反発性が高いのに、安定感もしっかりあること。
基本的には反発性を高めれば高めるほど
安定性とは少し相反してくると私は考えています。
カーボンプレート入りシューズなどをイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。
推進力は得られる一方で、それをコントロールするための身体機能も必要になります。
オリジナル・シングル・ウルトラにも同じような考え方は必要ですが
実際に走ってみると「前に進む感覚」と「足元の安定感」の両方を感じられたのは非常に面白かったです。
一番合いそうなのはスピードを求める選手
では、どんな人に合うのか?
私がまず候補として考えるのは、
陸上競技の短距離〜中距離選手です。
スピードを生み出すためには、接地した力を前方への推進力につなげていく必要があります。
その際にオリジナル・シングル・ウルトラの高い剛性と反発性はかなり活かせるのではないかと思います。
もう一つ考えられるのが、
競技レベルの高い長距離・マラソンランナーです。
一つの目安を挙げるなら、フルマラソンを2時間台で走るようなランナーです。
現在は厚底+カーボンプレート入りシューズも当たり前になっていますが、
「厚底は使いたいけど、カーボンの硬さには少し抵抗がある」
という選手もいますよね?
そういった選手にとっても、オリジナル・シングル・ウルトラの硬さは一つの選択肢になると思います。
ただし、どちらの場合も私なら競技用スパイクに入れるというより、
普段のアップシューズやトレーニングシューズに入れて使います。
普段のトレーニングからある程度の反発性を得ながら動きをつくっていきたい。
そんな選手にはかなり面白いと思います。
ラグビーやアメフトなどにも使える可能性がある
体格については、今回使った限りではそれほど大きな影響はないと感じています。
それよりも重要なのは、
「前方へ進むスピードを求める競技かどうか?」
です。
そう考えると陸上競技だけではなく、
- ラグビー
- アメリカンフットボール
- その他、前方への加速が重要なフィールドスポーツ
などでも活用できる可能性があります。
競技用スパイクに直接入れるかどうかについては、シューズとの相性も含めて個別に判断する必要があります。
ただ、アップシューズやトレーニングシューズに入れて使用するのであれば、かなり活用しやすいと思います。
ただし「硬ければ硬いほど良い」ではない
ここが今回一番伝えたいところです。
オリジナル・シングル・ウルトラは高い反発性を得られる一方で、
その硬さを身体側がコントロールできることが大前提です。
私なら最低限、
- 足関節背屈可動域:15°前後
- 股関節伸展可動域:15°程度
- ハムストリングスが十分に筋力発揮できる
- 接地時に過剰な内側への崩れがない
このあたりは確認します。
さらに足部を見るのであれば、
FPI(Foot Posture Index)は+3点以内を一つの目安として考えます。
そして簡単に確認できる評価として、ぜひ見てほしいのがカーフレイズです。
カーフレイズをしたときに足部が左右に大きくブレるのであれば
私はウルトラシリーズを積極的には選びません。
なぜ「フィジカル」が必要なのか?
オリジナル・シングル・ウルトラを使う場合、
腓骨筋群、ハムストリングス、下腿三頭筋などがしっかり筋力発揮できることが重要だと考えています。
前方へ蹴り出すためには
足部全体である程度の剛性をつくる必要があります。
身体側でその剛性をつくれない状態で
屈曲性の低いインソールを入れてしまうとどうなるでしょうか?
インソールの硬さに身体が負けてしまい
横ブレなどの代償動作が出る可能性があります。
これはカーボンプレート入りシューズを考えるときにも近いですね。
筋力やコントロール能力がまだ十分ではない選手であれば
ある程度屈曲性のあるシューズやインソールの方が安全です。
つまり、
シングル・ウルトラの反発性を活かすためには、それに対応できるフィジカルが必要。
ここは処方するセラピストがしっかり見極めたいポイントです。
足部に痛みがある人には、私はまず使わない
では逆に、どんなケースには向かないのでしょうか?
私の場合、
足部に違和感や痛みがある人には、最初の選択肢としてシングル・ウルトラは入れません。
まずはオリジナル・デュアル・ミディアムやシングル・ミディアムなどを使って、足部アライメントを整えることを優先します。
その状態でトレーニングを積んでもらい、
- 足部のアライメントが改善している
- 接地時のコントロールができる
- 必要な可動域がある
- 必要な筋力を発揮できる
という状態をつくっていきます。
そこまでできて初めて、
「じゃあ次はパフォーマンスをもっと上げていこう」
という段階でシングル・ウルトラを提案する。
私はこの流れが一番使いやすいと思っています。
シングル・ウルトラを扱いやすいセラピストとは?
もちろん基本的には誰が使っても良いのですが、個人的には特に活用しやすい環境があると思います。
一つ目は、
フィジカルチェックと動作評価をしっかりできる環境があること。
静的アライメントだけではなく、ランニングやジャンプ、カーフレイズなど、ある程度強度を上げた状態まで評価できると理想的です。
二つ目は、
痛みの改善だけではなく、コンディショニングやパフォーマンスアップまで見ていること。
そして三つ目は、
部活動の選手などを治療から競技復帰、さらにパフォーマンスアップまで継続して見られる環境があること。
シングル・ウルトラは「入れて終わり」というより、
選手の身体機能が上がってきた先で選択肢に入れることで、より良さを活かせるモデルだと思います。
思っていたより「接地感」は変わらなかった
これは実際に使ってみて、良い意味で予想と違ったところです。
これだけ硬さが強いので、
「接地したときの感覚もかなり変わるだろうな」
と思っていました。
ですが、実際に走ってみると、個人的にはそこまで大きく変わりませんでした。
接地感を大きく変えずに、そのうえで前方への推進力を得られる。
ここはかなり良かったところです。
一方で、耐久性についてはまだわかりません。
今回使用したのは約3週間で、毎日ハードに練習できていたわけでもありません。
ガシガシ練習で使った場合にどう変化していくのかは、もう少し長期間使ってみないと判断できないところです。
シングル・ウルトラは「パフォーマンスアップの切り札」
シングル・ウルトラを一言で表すなら、
「パフォーマンスアップの切り札」
だと思っています。
フォームソティックス・メディカルは、足部に不調がある人や足部機能・アライメントの改善が必要な人に対して活用できることが大前提にあります。
私自身も、これまでそういった目的で多く活用してきました。
ただ、トレーナーとしてアスリートを見ていると、
「痛みがなくなった」
「アライメントが改善した」
「動きが良くなった」
そこで終わりではありません。
その先には、
もっと速く走りたい。 もっと高いパフォーマンスを出したい。
というフェーズがあります。
だからこそ個人的には、
「フォームソティックス・メディカルで、その先までサポートできたら面白いな」
と以前から思っていました。
今回シングル・ウルトラを実際に使ってみて、その選択肢ができたように感じています。
まずはオリジナル・デュアル・ミディアムやシングル・ミディアムなどでアライメントや機能を整える。
トレーニングによって身体側の機能を高める。
そして、その先のパフォーマンスを最大化する段階でシングル・ウルトラへ。
機能改善からパフォーマンスアップまで、一気通貫でフォームソティックス・メディカルを活用できる。
現場でアスリートを見ているトレーナーとして、これは非常に嬉しい進化だと思っています。
もちろん、誰にでもシングル・ウルトラを入れればパフォーマンスが上がるわけではありません。
だからこそ、
「この選手は、この硬さを使いこなせる身体になっているか?」
そこまで評価したうえで処方する。
シングル・ウルトラは、セラピスト側の評価力も含めて使いこなしていくことで、かなり面白い武器になるのではないでしょうか。
ショート動画で紹介!!
これから順次ショート動画で感想をお伝えしていこうと思いますので
ぜひチェックしてみてください!
