今回は「下腿の骨」について話をしていきたいと思います。
下腿の骨は2つあり、内側にある「脛骨」と外側にある「腓骨」という形になります。
まず、近位、つまり体に近い部分に関してですが、脛骨は膝関節で大腿骨の遠位端と関節を作っています。
そして、遠位になると足関節で関節を形成します。
脛骨内側の遠位部分には突起があり、これを「内果」と呼びます。
一方、腓骨外側の遠位突起部分は「外果」と呼ばれています。
次に、足部の部分を見ていきましょう。
外果の後方を見ていただくと、溝のようなものがあります。
これを「外果溝」と呼びます。
この溝は腓骨筋が通るための溝となっています。
同じように、内果にも「内果溝」と呼ばれる溝があります。
ここは長趾屈筋や後脛骨筋が通る経路となっています。
また、下腿の骨は距骨と関節面を作っています。
この部分は「距骨天蓋」と呼ばれる部分です。
下腿の骨の役割としては、体重を全て受け止めて距骨に伝える重要な役割を担っています。
そのため、垂直荷重に非常に強い骨であるといわれています。
脛骨についてより詳しく知りたい方はこちらの記事も確認して見て下さい

さらに、腓骨は直接的に荷重を支えることはありませんが、外側に位置しているため、外側の安定性、特に足部の安定性において大きな役割を果たしています。
このように、下腿の骨は足部の動きに重要な構造を持っています。
以下に主要なポイントをまとめました。
こちらもご参照ください。
下腿の骨は「脛骨」(内側)と「腓骨」(外側)の2つから構成されており、以下のような特徴があります:
- 関節形成
- 近位部では膝関節で大腿骨と接続
- 遠位部では足関節を形成
- 内側に「内果」、外側に「外果」という突起がある
- 重要な構造
- 外果溝:腓骨筋が通る溝
- 内果溝:長趾屈筋と後脛骨筋が通る経路
- 距骨天蓋:距骨との関節面
- 主な機能
- 脛骨:体重を受け止めて距骨に伝達する役割(垂直荷重に強い)
- 腓骨:外側に位置し、足部の安定性を保つ役割
このように、下腿の骨は下肢の支持と安定性において重要な役割を果たしています。
足部についてより詳しく知りたい方はこちらを確認してみてください!
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