私は「足部」が専門なんですが、、
先生に質問があります。
「足部は、重要です」
そう言われたら、なんて感じますか?
「いやいや、膝だって肩だって、重要でしょ!」
そんな声が聞こえてきそうですが。。。
もちろんそれは、まちがいないです。
ただ、その上で私の意見としては、
「足部は、臨床家が絶対学ぶべき、大切な部位なんです!」
そうお伝えしたいです。
もし先生が
「足部って、、なんで重要なの?」
「足部を学ぶと、臨床でどんなメリットがあるの?」
こんなふうに思っているなら、
この話は、お役に立てるかもしれません。
この記事では臨床家の皆さんのこんな疑問を解決します!
・足部ってなんで重要なの?
・足部の特徴って何?
・足部を学ぶことでどんなメリットがあるの?
臨床家が足部を学ぶべき3つの理由とは
1.足部には下肢にある関節の90%が存在しているから
2.足部は地面に唯一接している部位だから
3.学ぶことで他の臨床家との差別化を図れるから
です。
さっそく1つ目から解説していきますね!
1.足部には下肢にある関節の90%が存在しているから
皆さん、足部には何個の関節があると思いますか?
その数はなんと35個!!
実際にどんな関節があるのか確認してみましょう!
・遠位脛腓関節
・距腿関節
・距骨下関節
・距舟関節
・踵立方関節
・楔舟関節(内側・中間・外側楔状骨ー舟状骨)
・楔状骨間関節(内側ー中間、中間ー外側)
・楔立方関節
・足根中足関節(1-3中足骨ー楔状骨、4-5中足骨ー立方骨)
・中足骨間関節(1-2、2-3、3-4、4-5)
・中足趾節関節(1-5中足骨ー1-5趾節骨)
・母趾趾節間関節
・近位趾節間関節(2-5基節骨ー2-5中節骨)
・遠位趾節間関節(2-5中節骨ー2-5末節骨)
これに対して足部以外の下肢の関節は
・近位脛腓関節
・脛骨大腿関節
・膝蓋大腿関節
・股関節
の4つなので、下肢の関節の90%を足部が占めているのです。
※仙腸関節は体幹と下肢をつなぐ関節なのでここには含めていません。
どうでしょうか?
もしその90%を無視して患者さんを見ているとしたら。。
私が足部を学び始めたのは臨床5年目を過ぎた頃でした。
それまでは、足部と言っても「足関節が底背屈する」くらいの認識です。
患者さんをみるときも、下肢を股関節・膝関節・足関節の3つの関節としか捉えておらず、3つの関節をストレッチして、立って、歩く。みたいなリハビリを続けていました。
当然、治療の引き出しも少なく、なんとなく良くなる患者さんもいれば、全然良くならない患者さんもいる。みたいな感じで、全く自分の臨床には自信が持てませんでした。
足部を学んだ今から思うと当然です。
対象としてみるべき部位の90%を無視して治療にあたっていたのですから。
プラモデルを作るときに90%の部品を無視して作ろうとしても、当然何の形にもなりませんよね。
だから、みなさんには1日でも早く足部を学んでほしい!とそう強く思っています。
2.足部は地面に唯一接している部位だから
続いて、2つ目です。
足部は地面に唯一接している部位です。
人間が2足歩行で生活をしている以上、足部には地面からの様々な情報が直接伝わります。
・足部には多くの感覚受容器が存在している
・足部の感覚障害により、バランス能力が著しく低下する
・足部の機能障害が、全身のパフォーマンスに影響している
こういった報告はたくさんあり、
これは足部が重要な感覚器であることを示しています。
足底の感覚受容器についてもっと深く学びたいと思った方はこちらの論文がおすすめです!
もし、足部を単なる運動器としてのみ考えてしまえば
・バランス障害
・神経障害
・足底の疼痛
・異常歩行
これらの臨床上、非常に良く遭遇する問題に対処できなくなるでしょう。
もし、地球に重力がなく、ふわふわと浮いた状態で移動できるのであれば、足部を学ぶ重要性は低くなるかもしれません。
ただし、私たちが重力の影響を常に受ける地球で生活している以上、そして2足歩行で移動している以上、地面に接している足からの情報がとても重要になるのです。
ここら辺を深掘りしていくと、インソールやシューズの重要性がよりわかってくるところでもあります。
この辺は今後、詳しく別の記事でも紹介しますね!
そして最後の3つ目です。
それは•••
3.学ぶことで他の臨床家との差別化を図れるから
最後の3つ目は、患者さんへの視点ではなく、自分自身が臨床家としてどう生きていくかという考え方です。
もし、皆さんが、「臨床家として何か専門分野を持ちたい!」
そう考えるのであれば、私のおすすめは「足部を学ぶ」の一択です。
なぜなら、「足部は誰も学ばない」からです。
今までもずっと、たくさんの人に対して足部の重要性について語り、
みんなに足部を学んでほしいと思っていました。
でも、私の周囲にいる人で足部を学んでいる人は本当にごく少数の人だけでした。
だからこそ、チャンスなのです。
足部を学ぶことによって、あなたの臨床家としての価値は間違いなく上がります。
上の2つの理由でも語りましたが、足部は身体にとって間違いなく重要な部位にも関わらず、学ぶ人が少ない部位。
つまり学ぶことで自分自身の希少性が高くなる部位なのです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
これが私が考える臨床家が足部を学ぶべき3つの理由です。
もし、あなたが
「足部を学びたいけど、何から始めればいいのか分からない」
「学んでみたけど、難しくて諦めた」
と考えているならこれを手に取ってみてください。
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この講座は、私が足部を学び始めてから、
「この難しい足部をなんとか簡単に理解できないか」
と長年思い続け、その思いに対して出した1つの解決策です。
この講座をきっかけに、足部を学び、自信を持った臨床家になる
そんな未来を一緒に歩いていきませんか?
最後まで読んでいただきありがとうございました!