ジョーンズ骨折みたいなものにもインソールは有効なのか?
インソールで歩行の動きはもちろん改善ができるが、
ジョーンズ骨折のように横の動きの補正はできるのか?
サッカーのような横への動きが入るような疾患を扱っていると、
このような疑問を持つことはありませんか?
結論だけ先に言います!
ジョーンズ骨折にもインソールは有効です。
最近サッカー選手に関わる機会が多くなり、
当然サッカーに関わる疾患への対応も増えてきました。
なので今回は、
ジョーンズ骨折のような横の動きに対してのインソールは有効なのか?
ということについてお話します。
サッカーなどの横の動きが伴うスポーツに関わっているなら、
是非最後までお読みください。
ジョーンズ骨折とは?
ジョーンズ骨折とは、
第5中足骨の茎状突起(第5中足骨基底部)の骨折のことをいいます。
急性期の骨折と慢性的な骨折(疲労骨折)に分類され、
反復的な荷重や足部が関与するピボット動作で起こることが多いため、
サッカー選手などで最も起こりやすい疾患になります。
このジョーンズ骨折がどのような動きや機能不全から起こってしまうのかを先に述べておきます。
- 前足部回内、後足部回外
- 股関節内旋可動域制限
- 足趾筋力低下
- キック動作、カーブ走行時の外側荷重
正直文献が少なくて大変でしたが、ジョーンズ骨折と関連性がある機能障害はこの4つになります。
実際現場でも選手の評価をしてみると、この4つの要素は入っています。
またこのような研究があります。
エリートサッカー選手のキック動作とカーブ走行時の足部圧をみた研究では、
健常人に比べJones 骨折術後の対象者は外側への荷重が多くなることがわかった。
しかしながら、直線方向の走行では逆に負荷を避けるような傾向を示した。
このことから、与えられたタスクが簡単であれば外側への負荷をコントロールできるが、
キック動作やカーブ走行のような複雑な動きになると
荷重をうまくコントロールできないことが示唆された(Thomson 2018)。
この研究データから考えると
歩行評価や片脚立位、ニーベンドテストなどではもしかしたら動きの予測ができない可能性がある。
ということです。
これでは評価がうまくできないじゃないか!
と思われますが、安心してください。
- 立位でのスウェイテスト
- サイドランジ
- 横方向へのステップ
などをやらせてみてください。
ジョーンズ骨折になり得る人の特徴として、必ずこの3つの中で横ブレが生じます。
大事なのは横ブレを見逃さないことですね。
そして、
前足部回内、後足部回外
というのがジョーンズ骨折が起きる人の機能障害に入っているので、
FPIなどでもある程度予測することができます。
しかし、
FPIだと静的評価なので、もしかしたらそんなにわからない可能性もあります。
(むしろ結構多いかも知れない)
静的評価では問題なさそうでも、動的評価に変えたときに崩れが見えるケースはたくさんあります。
ジョーンズ骨折の人がきた場合
静的評価だけで終わらせず、必ず動的評価も行いましょう!
もしサッカーなどの動作が分かる人であれば、
実際にキック動作なども確認してもいいでしょう。
その際にチェックするべきは外側へのブレです。
骨盤、上半身、足部、このあたりが外側へ倒れたりブレたら外側荷重を疑ってください。
ではその外側荷重をどのようにコントロールすれば良いのか?
インソールで補正することはできるのか?
インソールで崩れの抑制は可能
ジョーンズ骨折の原因となる機能障害をおさらいすると
- 前足部回内、後足部回外
- 股関節内旋可動域制限
- 足趾筋力低下
- キック動作、カーブ走行時の外側荷重
可動域的な部分は徒手的に改善させる必要がありますが、
外側への崩れはインソールで十分抑えることが可能です。
フォームソティックス・メディカルはアライメントを矯正して動きを改善させるインソールとしては
非常に優秀なインソールの一つです。
内側アーチを補正して、後足部の過回内を抑えることに対して特に優秀ではありますが、
外側荷重の抑制にも有効なのです。
え、内側から持ち上げてるから逆に外側荷重が強くなってしまうのでは?
と思う人もいるでしょう。
そうではないのです。
フォームソティックス・メディカルの強みは、
踵骨の直立化をさせることです。
回内足を回外方向にもっていくことが目的ではないのです。
あくまで直立にさせることを目的としています。
外側荷重になっているものでも、
直立化させることで抑えることができるのです。
もちろん荷重が強すぎる場合や、腓骨筋の筋力が落ちて
立方骨の下制が起きていることもあるので、
その場合は立方骨の下あたりに1mmのポロンシートを貼って調整してあげても良いと思います。
(私はよくやっています)
実際フォームソティックス・メディカルを入れてみると、
踵骨のアライメントが整うので、サイドランジでの外側への崩れやスウェイテストでの外側への流れが
抑制されることを経験します。
もちろん股関節の柔軟性や筋力の促通が必要になるケースもありますが、
インソールでも動きの抑制はしっかりできます。
(あとは必要なところの運動療法を行っていくだけ)
歩行のような直線的な動きの改善だけではありません!
インソールというのは、アライメントを整えることで、最も負担がかからない動きができる環境を創ることができます。
ジョーンズ骨折の人の動きも十分改善させることが可能です。
是非無料トライアルを実施しているので、
気になる人はすぐ申し込んでみてください。
▼フォームソティックス・メディカルとは?
日本最大規模となる1936名が認定され、
全国47都道府県704院で導入されている世界的なインソールです。(2023年10月現在)
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