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ハイアーチによる足底腱膜炎はどうすればいい?

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「アーチ低下による足底腱膜炎はわかってきたけど、ハイアーチではどうすればいいのか?」

「足底べんちがあって痛みがある人はどうすればいいか?」

「ハイアーチにはインソールは使えないのか?」

こんな質問をいただくことがあります。

確かにアーチが低下しての足底腱膜炎に関しては
ケースも多いですし、なんとなくイメージやアプローチもしやすいかなと思います。

ですが、
ハイアーチでも足底腱膜炎は起こりますね。

ハイアーチの人のほうが数としては少ないですし、
多くはアーチ低下による影響のほうが大きいから
いざハイアーチの人が来た時に、どうやってアプローチをしていけばいいかわからないことがあります。

実際に私もそうでした。

せっかくアーチ低下に対してのアプローチが少し慣れてきたのに

ハイアーチが来るともうわけわかんないです・・・

ですがハイアーチも状況がわかりさえすれば恐れる必要はありません。

足底腱膜炎もどこに負担がかかりやすいのかを理解しておければ対処ができます。

今回は

ハイアーチの足底腱膜炎の対処方法

についてお話していきます。

もちろんケースバイケースが多いですが

まず考えられる基本的なところをお伝えしていきますので

まだアーチに関して苦手意識のある人や
足部のアプローチが苦手にな人にとっては
今回の内容はお役に立てるかなと思います。

是非最後までお読みください!

目次

ハイアーチの状態とその原因

まずはハイアーチの状態をおさらいしておきましょう!

文字通りアーチが高い状態にあることをいいますが
器質的に高い場合はそれを考慮して運動療法などを展開していく必要があります

ハイアーチが気になる患者さんの殆どが
足関節全体に可動域制限が起きている可能性があります

是非チェックしてほしいんですけど
距腿関節だけでなく、足根骨、中足骨も含めて全体的に
足部の骨の動きに制限がかかっている印象があります。

これでは
歩行の立脚時に必要とされる足部の動きが全然できていないため
必要な動きや負荷の軽減などもできない状態にあります。

可動域制限がハイアーチの原因というわけでは直接的には言えないのですが
患者さんに関してはその殆どが可動域制限が起きている印象です。

改めて表として出しますが

足部というのは、距骨下関節の回内回外の動きを基本として
そこから様々な動きが派生してきます。

どれ一つもいらない動きはありません。

まずこれらがちゃんと動いているのかを細かくチェックしていくことが大事になりますね。

ハイアーチでもローアーチでもだいたいこの足部全体の動きが破綻することで
エラーが起きて疼痛に繋がっていると考えます。

改めてチェックしてみましょう!

そのうえで
ハイアーチによる足底腱膜炎の流れをお伝えしていきます。

ハイアーチによる足底腱膜炎

足底腱膜炎というのは
痛む場所が大きく2種類あります。

踵骨部と前足部です

多いのは踵骨部ですよね!
脂肪体由来の疼痛が強く、立脚初期の荷重から疼痛を引き起こしてしまいます。

もう一つが立脚後期での前足部での疼痛ですね

母趾や小趾などにベンチができているケースだと
特に蹴り出しの際に負荷がかかり疼痛を引き起こしやすいです。

ポイントは

踵骨の回内回外

踵骨が回内回外することで

前傾、後傾と動いていきますが
それにより付着している足底腱膜の伸張及び滑走具合が変わるため
そこから足底腱膜炎に繋がっていきます。

今回のようにハイアーチによる足底腱膜炎となると
足部の可動性が低下しているため、足底腱膜の伸び縮みの範囲が狭くなり
滑走性が低下することでそこで摩擦ストレスが前足部の方にかかりやすくなります。

また、
立脚後期の蹴り出しにおける足底腱膜炎に関しては

下腿三頭筋の柔軟性・滑走性低下

アキレス腱の伸張性・滑走性低下

が大きく関わってきます。

下腿後方の組織の柔軟性・滑走性が低下していることで
背屈制限にもなり、前足部への荷重が早まり、足底腱膜の前足部側の付着部に通常よりも負担がかかります。

ハイアーチによる足底腱膜炎の改善のためには

◉足部全体の可動性を出す

◉下腿三頭筋・アキレス腱の柔軟性と滑走性を出す

これが非常に重要になってきます!

もちろん下腿よりも中枢側の問題もあると思うので
これが全てではないのですが、足部だけで考えた場合、可能性は非常に高いです。

私自身も、この2つの要素は必ずチェックしていますが
ほとんどの患者さんが可動域制限を起こしており、それを改善させることで動作時痛の軽減ができるため
現場レベルとしてもまずやっておくべきことかなと感じてます。

ハイアーチでの足底腱膜炎の改善エクササイズ

まずはハイアーチの足底腱膜炎の改善のための流れとして

①足部全体の動きの自由化(各骨の動きがしっかり出せるようにする)

②下腿三頭筋・アキレス腱の柔軟性・滑走性の改善(徒手・ストレッチ)

③足部内在筋の出力再学習

④インソールでアライメントの維持と再学習

という流れがまずはベターなところかなと思います。
(ほとんど私はこの流れでやっています)

個人的にはあんまり
足底腱膜への直接的なアプローチは少ないです

組織に滑走がでていなかったり、脂肪体に滑走性がでていなかった場合は
徒手的に滑走性を出すようなアプローチを行いますが
ダイレクトなリリースはあんまりかけていないです。

このあたりはご自身が学ばれてきたものでアプローチをしていただければと思います。

途中でポイントとして出していますが

ここでも踵骨の回内回外というのは重要なものになります。

どちらかに過剰に偏っていても駄目ですし、動きがでないのも良くないです。

そのためには
常にニュートラルなポジションから必要な分だけで動くという状態が大事です。
の状態を作るためにはインソールが最も効果的なアプローチの一つになります。

特に後足部のアライメントを整えるのにフォームソティックス・メディカルはとても有効です。

アーチが低くないから使わないということではありません!
是非積極的に活用してみてください!

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