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動画で学ぶ足部解剖学シリーズ~Part7~足部の骨まとめ

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目次

はじめに

この記事では、足の骨の解剖学について、その特徴を詳しく解説します。足の骨は、人体全体の骨の約4分の1を占めます。この記事を読むことで、足の各部位の骨の名称と位置関係、そしてそれぞれの骨が持つ独自の特徴を理解し、より深く足の構造を理解していきましょう。

足の骨の全体像

足の骨は、大きく分けて下腿、後足部、中足部、前足部の4つの部位に分類できます。

下腿:脛骨と腓骨の2つの骨で構成される。

後足部:距骨と踵骨の2つの骨で構成される。

中足部:舟状骨、立方骨、内側楔状骨、中間楔状骨、外側楔状骨の5つの骨で構成される。

前足部:中足骨と趾節骨で構成される。

下腿の骨

脛骨は、内側に位置し、体重を支える重要な役割を担っています。脛骨の下端内側の突起は内果と呼ばれます。 後方には後脛骨筋腱が通る内果溝があります。

腓骨は、外側に位置し、足関節の安定性に貢献しています。腓骨の下端外側の突起は外果と呼ばれ、後方には腓骨筋腱が通る外果溝があります。

後足部

距骨:脛骨からの荷重を踵骨に伝える役割を持ちます。筋肉の付着が全くないという特徴があります。

内果関節面:脛骨の内果との関節面。
外果関節面:腓骨の外果との関節面。
距骨滑車:脛骨の天蓋との関節面。
踵骨関節面:踵骨との関節面。
内側結節、外側結節:後方にある突起。
長母趾屈筋腱溝:内側結節と外側結節の間を通る溝で、長母趾屈筋腱が通過する。
距骨頭:舟状骨との関節面。
距骨頚:距骨頭の関節面より後方の部分。

踵骨最大の足根骨であり、アキレス腱が付着する。

載距突起:内側にある大きな突起で、距骨を支える。
腓骨筋滑車:外側にあるわずかな隆起。長腓骨筋腱が腓骨筋滑車の下を、短腓骨筋腱が上を通る。
踵骨隆起内側突起:足底面にある突起。母趾外転筋が付着する。
踵骨隆起外側突起:足底面にある突起。小趾外転筋が付着する。

中足部

中足部は、後足部と前足部をつなぐ重要な部位であり、足のアーチ構造を維持する役割を担っています

立方骨:外側の縦アーチの中央に位置する。

第4、第5中足骨との関節面:前方にある。
外側楔状骨との関節面:内側にある。
踵骨との関節面:後方にある。
内側の突起:踵立方関節の動きをロックする。
長腓骨筋腱溝:底面にある溝で、長腓骨筋腱が通過する。

舟状骨:内側の縦アーチの中央に位置する。

距骨との関節面:後方にある。
3つの楔状骨との関節面:前方にある。
舟状骨粗面:内側にある大きな突起。後脛骨筋腱が付着する。

楔状骨(内側、中間、外側):横アーチを形成する上で重要な骨。

内側楔状骨:最も大きく、内側面には前脛骨筋が付着し、外側面には長腓骨筋が付着する。
中間楔状骨:楔形が最も顕著で、可動性が最も低い
外側楔状骨:立方骨および第2~4中足骨と関節する

前足部

前足部は、中足骨趾骨で構成されています。

中足骨:第1中足骨(母趾)が最も太く、底面には2つの種子骨がある。長趾屈筋腱が種子骨の間を通る。

趾節骨

母趾:基節骨と末節骨の2つからなる。

第2趾~第5趾:基節骨、中節骨、末節骨の3つからなる。

まとめ

この記事では、足の骨の各部位と、それぞれの骨の特徴について詳しく解説しました。各骨の名称、位置、そして独自の構造を理解することで、足全体の構造と機能について、深い知識を得ることができます。そして、関節の動きをより明確に理解することができますので、骨の構造をしっかりと理解しましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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