腰部疾患の人にインソールって入れられるのかなぁ?
そんな疑問を持ったことはないですか?
この記事を読んだあなたは、インソールの新しい可能性を知ることができます。
こんにちは
理学療法士の石田ゆうやです。
毎回フォームソティックス・メディカルを導入している治療院に伺い、
どんな治療をしているのか、インソールをどのように扱っているのか?
現場レベルでの話を聞いていく
「フォームソティックス・メディカル導入院インタビュー」
今回お邪魔したのが、神奈川県横須賀市の根岸町接骨院さん。
地元である横須賀市で腰痛に悩む人の根本改善を目指す佐野健太先生に、
現場レベルでの腰痛改善の介入方法について色々お話を伺いました。
坐骨神経痛で悩む患者さんが多い
(佐野先生)「4,50代の方の来院が多いのですが、特に慢性腰痛や坐骨神経痛で悩む患者さんが多いですね」
長年慢性腰痛で悩まされていたり、痺れ症状で苦しむ患者を対応していると、
共通点として出てくるのが、
- 胸椎と股関節の動きの悪さ
- 下肢体幹周囲の筋緊張の高さ
胸椎も股関節も自由にコントロールできることが望ましい関節です。
ただ、猫背であったり、デスクワークの継続だったりでどうしても動きが減ってきてしまう関節でもあります。
それにより、感覚的には使いやすい腰椎に負担がかかってきます。
(佐野先生)「ほとんどの人が胸椎が硬くて猫背になっていたり、股関節の柔軟性がめちゃくちゃ悪い状態なので、徒手療法だけでなくて、しっかり運動療法もやって動的に負荷がかかりにくい状態をつくるように心がけています。」
みなさんもなんとなく感覚的に分かるかと思いますが、
腰椎って感覚的に動かしやすくないですか?
でもこれ本来は良くなくて、
胸椎や股関節を優先的に動かして、腰椎はあまり動かさない。
くらいが理想です。
徒手療法や物理療法だけでは、この動きのコントロール、運動学習まではできません。
佐野先生は、根本改善としてしっかり動的に負荷のかからない体づくりを目指しています。
インソールで坐骨神経痛が消失?!
(佐野先生)「最近の大きな発見として、坐骨神経痛で悩む患者さんにフォームソティックス・メディカルを入れて動きを整えてあげたら、坐骨神経痛も消えたんです。」
今までは腰部疾患の患者さんには積極的に導入はしていなかったインソールでしたが、
坐骨神経痛だけでなく歩行やバランスも気になったのでフォームソティックス・メディカルを処方してみたところ、
予想以上の変化が出たそうです。
(佐野先生)「もちろんそれだけで完全に消えたわけではないですが、スキップできるくらい軽やかに歩けるということで、足元から整えることの重要性を改めて実感することができました。」
なぜフォームソティックス・メディカルを入れて坐骨神経痛が消失したのか?
坐骨神経痛は腰椎の影響から出ていると捉えやすいですが、
筋筋膜の影響もかなり大きいです。
坐骨神経痛の原因は主に3つあります。
- 腰部疾患(腰椎椎間板ヘルニア、脊柱菅狭窄症)
- 末梢神経(骨盤腔外から出てから絞扼を受ける)
- 皮神経(筋膜による皮脂の絞扼)
大体この3つに分けられます。
その中でもこの皮神経による症状が実は多いと臨床上私は感じます。
坐骨神経は最終的に皮枝になるので、そこで筋膜との滑走不良によって症状が出ていることがあります。
歩行や姿勢の偏りで筋肉のバランスが悪くなることで、筋膜の滑走性も悪くなります。
特に臀部から大腿後面、外側の筋肉は筋肉そのものも硬くなりやすいですし、筋膜との滑走不良が起こりやすいです。
それにより坐骨神経の皮神経が絞扼されて坐骨神経痛のような症状が出ます。
最近の臨床ではこういった症状の患者さんを整形外科でも多く経験します。
(実際に、腰椎ではなく下肢の筋膜の滑走や柔軟性を上げてあげることで、坐骨神経痛が軽減するケースがあります。)
フォームソティックス・メディカルの大きな強みは、
足部から全身のアライメントを整えることができること。
全身のアライメントが整うことで筋肉のバランスも整い、
硬くなりやすい筋肉も機能し滑走がでやすくなります。
それによって坐骨神経の皮神経との滑走も良くない症状が軽減されたと考えられます。
インソールは使い方によっては、坐骨神経痛に悩む患者さんの症状も変えられる可能性があるのです。
インソールの可能性
(佐野先生)「今まで下肢疾患の患者さんには積極的にインソールを使っていて、なかなか腰部疾患で悩む患者さんには関連性が見えず処方してなかったのですが、足部からアライメントを変えることで腰部症状にも介入することができるということがわかりました。」
もちろんインソールだけで腰部痛や坐骨神経痛がなんでも治るわけではありません。
しかし、アライメントを整えてあげることで、
痛みを引き起こしている部位への負荷を減らすことが十分に可能なのです。
評価の中で、腰部疾患や坐骨神経痛が筋膜性であったり、アライメント修正で変化が出る仮説検証が成り立ったら、インソールの処方も大きな選択肢になります。
あなたの周りにも腰部疾患で悩んでいる患者さんは多いはず!
もしアライメントや筋バランス不良、筋膜の滑走が影響してそうな方には、インソールも手段の一つになるので、是非試してみてください。
佐野先生、ありがとうございました!
今後も、フォームソティックス・メディカルを導入している治療院さんに伺い、
現場レベルでの発見やアイデアなどをあなたと共有していこうと思います。
楽しみにしていてください!
フォームソティックス・メディカルの取扱について
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