「アスリートの人へのインソールはなにを処方するのがいいですか？」
「選手からクッション性が低く硬いインソールを希望される」
「なにを処方していいか迷ってしまう・・・」
最近はフォームソティックス・メディカルを、
部活生やアスリートに積極的に処方してくださる先生が増えてくださっています。
もちろんフォームソティックス・メディカルは
アスリートのパフォーマンスアップや機能改善の一助として非常に役に立つインソールの一つです！
（私も積極的にアスリートにも活用しています）
そこで気になってくるのが
用途に合わせて様々な種類を用意してあるフォームソティックス・メディカル
どれを処方してあげれば良いのか？
そんな悩みをもったことはありませんか？
目の前の患者さんに合わせた最適なインソールを処方することがベストだと思いますし
選手からも「こういったインソールが良い」というような要望もあると思います。
どういったケースでどのインソールを選択してあげればいいのか
これがわかれば少し楽でしょうか？
今回は
アスリートへのフォームソティックス・メディカルの処方
についてお話していきます。
部活生やアスリートの施術やコンディショニング対応が多い
選手からインソールの要望があるけど、なにを処方していいかわからない
種類選びに迷っている
そんな方は今回の内容はお役に立てるかなと思います。
是非最後までお読みください！
そもそもフォームソティックス・メディカルの強みって何だっけ？
インソールを処方するためには
まずそのインソールの強みを理解しておくことが大事です。
下肢疾患に対して足部から土台を作っていくという視点でインソールを活用することはもちろん正解です。
もう少しだけ目的を明確にしていくと
「足から身体の姿勢や動作を変化させることにより、身体各関節のメカニカルストレスを減少させ、より効率的な身体動作を誘導する」
というところになります。
（これは入谷式足底板でも同じことが言われています）
インソールを入れると動きや痛みが変わる
というのは間違いはないのですが、なにをもって動きや痛みが変わるのか？を理解して処方しないと
十分な処方根拠にならないですよね。
（このあたりはあなたもよくご存知のことだと思いますのでおさらいです）
ではそんなインソールの中でも
フォームソティックス・メディカルというのはどんな強みがあるのか？
医療用矯正インソール
であることからも、アライメントを整えるというところが最も強い部分になりますね。
踵骨の直立化
を中心に日常動作で崩れていったアライメントを中間位に戻していくことで
本来の可動域や動作に戻していきます。
そして正しいアライメントにより付着する周辺筋肉が正しく機能することで
筋機能の再学習
を行うことが可能です。
筋肉の再学習を行うことで
筋の張力も戻り、モーターコントロールも修正されることにより、
崩れたアライメントに戻らなくなっていきます。
これがフォームソティックス・メディカルの優れた点と考えています。
特にヒールカップによる踵骨の直立化は
どのインソールと比較しても優れているのではないかと思うくらいしっかり修正してくれます。
（私が入谷式足底板のベースインソールとしてフォームソティックス・メディカルを活用しているのは、このアライメントの正中化ができるところにあります）
これらが大前提としてあり
そこから様々な種類に発展していくことになります。
その中で
部活生やアスリートにはどんなインソールが向いているのか？
どの種類を処方すれば良いのでしょうか？
基本的にはオリジナル・デュアル・ミディアムでOKです
結論から先にお話すると
オリジナル・デュアル・ミディアム
があれば困ることはあまりないです。
私も基本的にはオリジナル・デュアル・ミディアムを処方しています。
なぜか？
大前提として
インソールを処方する人というのは
何かしら動きのクセがあって、よりスムーズな動きを引き出す動作修正のために処方します。
特に患者さんとして来院しているということは
何かしら症状があるはず！
なので最初は
パフォーマンスアップよりも動きの修正として
矯正力重視のオリジナル・デュアル・ミディアムを選択します。
オリジナル・シングル・ミディアムであったり
オリジナル・デュアル・ハードなどで迷うことはあるでしょう。
患者さんからも（特に選手からは）
「反発性があって、硬いほうがいい」
「クッション性があったほうがいい」
という要望も結構出てきます。
しかし
まず我々セラピストがやらなければならないのはなにか？
治療です！
治療のためにインソールを活用するので
選手の好みでインソールの判断を優先してはいけません。
特に症状が出ている人はなおさらです。
（症状が出ているのに負担をかけやすい反発性の高いモデルを選んだらかえって症状が悪化することも）
まずはオリジナル・デュアル・ミディアムで
悪い動きの修正をしていき症状が出ない状態を作っていくことが先決です。
そこから症状がなくなり
動きも良くなってきたところではじめて
他のインソールの処方も検討します。
（選手にも私はこの手順をしっかり説明しています）
どんな選手でも機能改善を目的とする場合は
最初はオリジナル・デュアル・ミディアムでOKです
アスリート向けのフォームソティックス・メディカルの種類
では症状が改善してきて
これからより強度を上げていったりパフォーマンスを上げていきたいとなった時に
何を処方したら良いか？
主な選択肢としては
①オリジナル・デュアル・ミディアム
②オリジナル・シングル・ミディアム
③オリジナル・デュアル・ハード
この3つが個人的には多いです。
アスリートとして必要なインソールの要素は
競技によって変わってきますが
・適度なクッション性
・スムーズな重心移動の誘導
・反発性
になるかなと思います。
オリジナル・シングル・ミディアム
オリジナル・デュアル・ハード
ともに屈曲性が低いため反発性が高いです。
特に即時的に速い動きが必要な人
陸上競技短距離、サッカーなどはスピードを出すため反発性のあるインソールが有効です。
その中でも矯正力を強めてより治療寄りにしているのが
オリジナル・デュアル・ハード
軽さと硬さを重視しパフォーマンスアップ寄りにしているのが
オリジナル・シングル・ミディアム
という感じかなと思います。
もちろんどちらも治療の時点目的で活用できるので
完全なパフォーマンスアップ用のインソールではないですが
流れ的にはオリジナル・デュアル・ミディアムを使ってからその発展として活用するとよいでしょう。
あとは選手や患者さんとコミュニケーションをとりながら
何を使うかを判断していくとよいです。
やはりまずは足部のアライメントを矯正し
治療効果をできるだけ持続させるためにインソールを処方するため
矯正力の高いオリジナル・デュアル・ミディアムを使用しましょう。
（オリジナル・デュアル・ミディアムも十分スポーツパフォーマンスで活用できます）
ここまで理解できていると
インソールの処方に迷わなくなりますよね！
アスリートにも積極的に活用していってください！
もしまだフォームソティックス・メディカルを活用したことがないという人は
ぜひ下記をチェックしてみてくださいね。
▼フォームソティックス・メディカルとは？
日本最大規模となる1936名が認定され、
全国47都道府県704院で導入されている世界的なインソールです。（2023年10月現在）
足病学エビデンスに基づく世界的な矯正インソールであるフォームソティックス・メディカルは、
足病学先進国であるニュージーランド、オーストラリアでトップシェアであり、
矯正インソールの業界で唯一40以上の論文が発表されている、
エビデンスに基づく信頼性の高いインソールです。
フォームソティックス・メディカル取扱認定の詳細はこちらから
