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動画で学ぶ足部の関節シリーズ〜Part1 関節の名称〜

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こんにちは、PTタイガーです。

今日から足部の関節についてお話ししていきます。 前回まで、足部の骨とその特徴について解説しました。 もしまだご覧になっていない方は、関節の動きに深く関係する内容ですので、ぜひそちらもチェックしてください。

さて、今回はまず足部の関節の名称について解説します。 足には多くの関節があり、それぞれが機能的に重要な役割を果たしています。

遠位脛腓関節

まず、下腿の内側にある脛骨と、外側にある腓骨。 この脛骨と腓骨からなる関節を「遠位脛腓関節」といいます。 また、膝関節に近い部分には「近位脛腓関節」があります。 足関節に特に関係が深いのは遠位脛腓関節です。

距腿関節

脛骨・腓骨からなる下腿と、足部の距骨からなる関節。 これを「距腿関節」といいます。 距骨と下腿の関節なので、距腿関節ですね。 いわゆる「狭義の足関節」は、この距腿関節を指します。

距骨下関節

距骨と踵骨からなる関節は「距骨下関節」といいます。 距骨の下にある関節なので、このように呼ばれます。

遠位脛腓関節、距腿関節、距骨下関節。 この3つを合わせて「広義の足関節」といいます。 ドイツ語圏では、距腿関節を「上足関節」、距骨下関節を「下足関節」と呼ぶこともあります。 これら3つの関節は互いに複雑に連動し、足の動きを生み出しています。

横足根関節(ショパール関節)

後足部と中足部をつなぐ関節を「横足根関節」といい、別名「ショパール関節」と呼ばれます。

この関節は、

  • 内側の「距舟関節」(距骨と舟状骨の関節)
  • 外側の「踵立方関節」(踵骨と立方骨の関節)

これらで構成されています。

中足部の関節

舟状立方関節

舟状骨と立方骨からなる関節。 この関節面を持つかどうかは個人差があります。

楔舟関節

舟状骨と3つの楔状骨からなる関節。

楔状骨間関節

楔状骨同士の間には関節面があり、

  • 内側楔状骨と中間楔状骨
  • 中間楔状骨と外側楔状骨

の間に関節面があります。

楔立方関節

外側楔状骨と立方骨の間にある関節。

これらの関節は基本的に動きが少なく、過剰に動くと問題になることがあります。

足根中足関節(リスフラン関節)

中足部と前足部をつなぐ関節は「足根中足関節」といい、別名「リスフラン関節」と呼ばれます。

具体的には、

  • 内側楔状骨と第1中足骨
  • 中間楔状骨と第2中足骨
  • 外側楔状骨と第3中足骨
  • 立方骨と第4・第5中足骨

これらの関節面で構成されます。

中足骨間関節

また、中足骨同士の間には「中足骨間関節」があります。

  • 第1・第2中足骨
  • 第2・第3中足骨
  • 第3・第4中足骨
  • 第4・第5中足骨

それぞれの間に関節面が存在します。

中足趾節関節(MP関節・MTP関節)

中足骨と趾節骨を結ぶ関節を「中足趾節関節」といいます。 英語では「Metatarsophalangeal joint(MTP関節)」と呼ばれ、 「MP関節」という略称で使われることも多いです。

趾節間関節(IP関節)

さらに、趾節骨同士をつなぐ関節を「趾節間関節」といい、

  • 近位趾節間関節(PIP関節):Proximal Interphalangeal joint
  • 遠位趾節間関節(DIP関節):Distal Interphalangeal joint

と呼ばれます。

以上が、足部の関節の全体像です。

次回からは、それぞれの関節の動きや特徴について詳しく解説していきます。 まずは、関節の名称をしっかり覚えておくと理解が深まります。

より深く足部を学びたい方はこちらを見てみてください!
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