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膝OAの治療のゴールとは? ここが重要ポイント!

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「変形性膝関節症の痛みがなかなか改善できない」

「何を変えたら一番いいのかよくわからない」

「どうしても徒手療法だけに頼ってしまう」

5月に入り、新入職員の方も
徐々に膝疾患あたりから患者さんを任されてきているところかなと思いますが
実際どんなかんじでしょうか?

私は入職して
最初に任されていた患者さんの殆どは膝疾患でした。
(必死ではありましたが、なかなか結果に繋がらなかったことはよく憶えいています)

臨床で最も多く経験するケースの1つが
「変形性膝関節症」であることは間違いないでしょう。

整形外科クリニックでは
腰部疾患と並んで最も多く来院するのが変形性膝関節症(以下膝OA)になります。

あなたの治療院でも
膝の痛みに悩む患者さんは多いのではないでしょうか?

私も数え切れないくらい膝OAをみてきましたが

当初は徒手療法しかできなかったので、

その場ではある程度痛みが軽減しても、またすぐに痛みが戻ってしまう

の繰り返しでした。

膝OAは結局なにをすれば症状を改善していけるのか?

可動域の改善なのか?

筋力の向上なのか?

周辺関節のアライメントなのか?

もちろんどれも大事なのですが、

これらは全て介入方法です。

膝OAの治療のゴールはなにか?

ということを「方向性」考えることで必要なアプローチが見えてきます。

私はこれに気づくのに3,4年かかっています。笑
(本当に残念なやつなんです私・・・)

今回は、

膝OAの治療のゴールについてお話していきます。

  • 膝関節疾患の治療をどのように組み立てれば良いのかわからない
  • 治療しても症状の戻りが多くて難しい

そんな人にとっては治療のおける一つの指針になり、お役に立てるかなと思いますので

最後まで読みください。

目次

結論! 膝関節内反モーメントを減らす!

Screenshot

結論から話してしまうと、

膝OAの治療のゴールは

膝関節内反モーメントを減らすこと

です!

膝関節内反モーメントを減らすことで効率的な歩行を作り出します!

これが最も重要になります。
内反モーメントが強くならないために何をしていくかということですね。

膝関節内反モーメントの強さは

膝OAの重症度

膝OAの進行度

痛みの強度

と相関する

と研究でも出ています。

なので、

膝関節内反モーメントを減らしてあげることが、
膝OAの症状を改善させる方法になりますね。

でも現場にだったばかりの先生は
内反モーメントについてまだ上手くイメージができていない人もいらっしゃるでしょう。
(楽勝という人はすみません・・・)

膝OAの歩行

膝OAの痛みというのは主に歩行中に起こります。

なので膝OAの歩行をまず考えていきましょう。

膝OAの歩行というのは

  • 前方への推進力が低下して
  • 外側への動揺がどんどん大きくなっている

この2つによって歩行効率が悪くなっている状態です。

これは変形性股関節症などの股関節疾患の人も同じような感じです。

歩行において

膝関節内反モーメントは2回強くタイミングがあります。

山が2つあると思いますが、

これらは

立脚の初期(足がついて体重がかかってきたタイミング)

立脚の後期(蹴り出そうとするタイミング)

膝OAの人はこの2つのタイミングの膝関節内反モーメントが強いのです。

これを減らしてあげることが大切になります。

更に、膝OAの人は立脚時間が長いのです。

この図でいうgatecycleが長くなってしまうのです。

立脚時間が長ければ

膝関節内反モーメントが強くなっている時間も長くなります。

  • 膝関節内反モーメントのピークが高いこと
  • 立脚時間が長いこと

この2つが膝OAの重症度や進行度、痛みの強度を上げているのです。

これを改善させるためには

立脚時間を減らして、膝関節内反モーメントのストレスの受ける時間を減らし、

1回にかかるストレスを少なくしてあげること。

これが膝OAの治療のゴールになります。

膝関節内反モーメントを減らすアクション

ではそのゴールにむけてどのようなアクションをすれば良いのか。

歩行の各ポイント事に、膝関節内反モーメントを減らすための改善アクションをご紹介します。

<足がついたタイミング>

  • 膝の伸展可動域を出す
  • 膝の伸展筋力をつける
  • 足関節背屈を改善させる
  • 踵の皮膚組織の柔軟性の改善

<体重を前に移動させるタイミング>

  • 内側広筋の強化
  • 股関節外転・内転・伸展筋力の強化
  • 大腿外側の軟部組織の滑走性改善

<体重が乗り切ったタイミング>

  • 股関節伸展の可動性の改善
  • 股関節外転・内転・伸展筋力の強化

<蹴り出すタイミング>

  • 股関節伸展可動域の拡大
  • MP関節の可動性拡大
  • 足関節底屈の可動域と出力の向上
  • 距骨下関節の回外

この理由はまた後日詳細に書こうかなと思いますが、

まずは膝OAの患者さんいらっしゃったら、

必ず上記を確認してください。

どれかはエラーが起きているはずです。

骨の変性が強くなってしまったとしても、

少しでもモーメントを減らしてストレスを抑えれば痛みの変化は出ます。

私の患者様でも

膝OAの変性が重度で歩行時の痛みが強かった方が多いですが、

ほんの少しかかるモーメントを抑えるようなアクションを起こしたことで、

痛みの軽減ができました。

患部を徒手でどうにかするのではなく、

そこにかかるストレスを少なくするようなアプローチができれば、

重度の膝OAの患者さんでも変化させることが可能です。

前方への推進を促すのに最適なのがインソール

膝OAは前方への推進力が低下して膝関節内反モーメントを受ける時間が長いため痛みが強くなりますが、

その推進力をどのように上げればいいのか?

前に推進するような環境にしてしまえば良いのです。

意識的に推進することは難しいので、こういうときは「モノ・カラダ・プラン」の「モノ」ですね。

なぜフォームソティックス・メディカルが膝OAの人の痛みの変化に貢献できているかというと、

もちろん足部からのアライメント修正で負荷を減らすこともありますが、

前方への推進力が増すことが大きなポイントになります。

足部のアライメントを整えることで正しい重心移動と前方への動きの促通が可能になるので、

自然と推進力が増すのです。

それが1回にかかる膝関節内反モーメントのストレスを減らしてくれているのです。

膝OAのゴールが分かると、インソールの大事さがより分かるようになります。

徒手や運動療法だけでなく、いい環境を作り出す武器としてインソールを使ってみませんか?

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今回の推進力についても使って是非実感してみてください。

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